この記事では、「付属」と「添付」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「付属」とは?
「付属」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「付属」は、「ふぞく」と読みます。
「付属」は、「主になるものに、付き従っていること。
そのもの」という意味があります。
何かが主になるとき、そこに付き従っていることを、「付属」と言います。
例えば、パソコンを購入したとき、パソコンは主になる物になり、LANケーブルなどは付き従っている「付属」の物と言えます。
そのため、「パソコンを購入したら、LANケーブルなどの付属品が付いていた」などという文章を作ることができます。
また、会社に付き従っているタイプの研究所がある場合は、「会社に付属する研究所」という文章にできます。
さらに「付属」には「付属学校の略」という意味があります。
大学の付属高校のことを、「付属」と呼び、「あれは付属の生徒だ」などという文章にできます。
「添付」とは?
「添付」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「添付」は「てんぷ」と読みます。
「添付」は、「書類などに付け添えること」という意味があります。
例えば、雑誌を購入したときに、雑誌にCDが付け添えられている場合があるかもしれません。
このような場合は、「雑誌にCDが添付されていた」などという文章にできます。
また、仕事中に、取引先に電子メールを送信するときに、仕事の内容がより分かりやすいよう、グラフなどの資料を付け添えるかもしれません。
このような場合は、「取引先へのメールに、資料のファイルを添付する」などという文章を作ることができます。
さらに、メールを送った時に、一緒に送る必要がある、画像などのファイルを付け添えるのを忘れてしまった場合は、「メールを送ったが、画像を添付忘れてしてしまった」などという文章にできます。
「付属」と「添付」の違い
「付属」と「添付」の違いを、分かりやすく解説します。
「付属」は、「主になるものに、付き従っていること。
そのもの」という意味があります。
一方の「添付」は、「書類などに付け添えること」という意味があります。
「付属」は、パソコンとLANケーブルのように、主となるものに対する、付き従っている物のことを意味する言葉になります。
一方で、「添付」は、「付け添えること」という意味があります。
「付属」には「付け添える」という意味がなく、何かについているという意味がないという違いがあります。
このように、「付属」と「添付」は、主なものがある時、おまけのようなものに対して使う言葉ですが、それらが「くっついているかいないか」、という違いがあります。
まとめ
「付属」と「添付」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。