この記事では、「オプスムニダ」と「アニムニダ」の違いを分かりやすく説明していきます。
韓国語を学んでいきましょう。
「オプスムニダ」とは?
オプスムニダとは「ない」のこと。
人がいなかったり、物が無かったり、何かを否定したい場合に用いられています。
日本語だと「ありません」や「いません」に当てはまる、フォーマルな物言いです。
オプスムニダは目に見える物が存在しない場合に使われるほか、時間がないなど目に見えない場合にも用いられます。
「彼氏はいません」や「ゆっくり休む暇がありません」などが主な例です。
うやうやしい言葉なので職場の先輩や、年上の知人に使います。
「アニムニダ」とは?
アニムニダも「ない」をあらわす表現です。
おもに「そうではない」と事実を否定する場合に使われています。
日本語だと「違います・ありません」にあてはまる表現です。
アニムニダは職業や立場を、否定したい場合に使っています。
「教師ではありません」や「このマンションの住民ではありません」と用いる際に出てくるのが「アニムニダ」です。
対象の人物ではないとき、該当しない場合に用いられるのが「アニムニダ」になります。
「アニムニダ」も改まった言い方なので、家族や友達には話さない用語です。
「オプスムニダ」と「アニムニダ」の違い
どちらも「ムニダ」が付いているので、難しく思えます。
「オプスムニダ」と「アニムニダ」の違いを、分かりやすく解説します。
・いないが「オプスムニダ」違うは「アニムニダ」
「オプスムニダ」と「アニムニダ」はどちらも韓国語の辞書を引くと「ありません」と訳されて出てきます。
そのため習い立てだと、使い分けが難しく思えます。
整理すると「オプスムニダ」は、所有していないことを伝える表現です。
教科書を持っていない、筆記用具を持っていないなど、身の周りに無いことをあらわします。
また恋人がいないなど、自分の状況を伝えることもあります。
今の状況を伝えるのが「オプスムニダ」です。
対する「アニムニダ」は「そうではないこと」を伝える表現です。
疑われている事実を否認したいとき。
相手の主張を遮りたい時につかいます。
「犯人ではありません」や「知人ではありません」そして「この店のアルバイトではありません」と使います。
特定の肩書や境遇ではないこと、それを打ち消すのが「アニムニダ」になります。
存在を否定するのが「オプスムニダ」、疑われている立場を否定するのが「アニムニダ」です。
いずれも「です・ます」に近い、丁寧な言い回しです。
初めて会った人、職場の人につかう物々しい言い方になります。
まとめ
「オプスムニダ」と「アニムニダ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも否定をあらわす表現です。
「オプスムニダ」は「持っていない」を伝える言い回しです。
単なる「ないこと」を伝えます。
そして「アニムニダ」はそうではないことを例える、打ち消しの表現です。
韓国語の知識を積んでいきましょう。