この記事では、「resell」と「reseller」の違いを分かりやすく説明していきます。
「resell」とは?
「resell」は、動詞で商品などを再び売ることや、転売という方法で第3者に売りつける行為自体を意味します。
動詞であるが故に動作を表しており、動作については、商品のようなものを再度売りつけることを意味し、再度売りつけるという特性から、転売という動作を意味しているのです。
「reseller」とは?
「reseller」は、「resell」にerが付属したことで人物などを指す名詞になった言葉です。
名詞であるため、この英単語は名を指し、意味においては、再販事業者や転売人という意味になります。
動作を指すのではなく、名詞なので人間に用いることが一般的で、転売人のことを名指しする場合に使用する単語です。
「resell」と「reseller」の違い
両者の違いは、動詞であるか名詞であるかです。
動詞は動作を指すので、「resell」は再び売るという動作を指し、この動作が日本では、転売という動作を指します。
日本では転売屋というのが名詞でこちらは動作ではなく名詞になります。
よって、「reseller」は、転売人という名詞になるという違いがあるのです。
「resell」の例文
・『Dealer resells Midget』
この例は、ディーラーが再び、ミゼットという自動車を再販したという例です。
ミゼットはダイハツの自動車で、この例においては、再販という形で売りに出したという例ですが、あくまで例なので実際にはこの自動車は現在も再販されていない自動車でリメイクや復刻すらしていません。
「reseller」の例文
・『Reseller resells Midget』
この例では、転売屋がミゼットを転売すると述べています。
「reseller」が転売屋という名詞を指し、転売という行為を「resells」としています。
なお、このケースでは、旧車のミゼットを転売したとなり、営利目的で転売をしているのです。
まとめ
「resell」は、英単語においてはその名の通り再び売るということで再販や転売という意味になります。
再販は聞こえが良いのですが、転売となるとあまり良い気持ちがしない単語で、「reseller」においては、転売屋と断定しているため、営利目的でビジネスをしている転売商人だと言われているのです。
dealerという言葉が正規の販売人であるため、「reseller」と呼ばれることは転売によって営利を受けていると断定されています。
逆に、中古自動車は、dealerと呼ばれている人の場合は正規の価格交渉が可能なんですが、これが、「reseller」になると転売で商売をしていますので正規の価格帯で中古自動車は購入できないとなるわけです。
むろんdealer側も利益を追求した場合、転売屋と変わらない価格帯で商品を提供するのですがあくまで両者は呼び方で正規の価格から高いなと感じれば、転売や呼ばわりしたいと感じれば、「reseller」と呼べばよいと解釈しましょう。
ただ、転売屋と呼ばれて喜ぶ人物はいませんので使い方には注意が必要です。