この記事では、「Help me」と「Save me」の違いを分かりやすく説明していきます。
英会話のコツを学んでいきましょう。
「Help me」とは?
「Help me」とは「助けて」のこと。
「手伝って」というような、軽いニュアンスも含まれています。
もともと「Help」には「力添えをする・手助けする」という訳があります。
日本語ではちょっとした作業を同僚に頼むときに「ヘルプお願いします」といいますが、英語の「Help」には少し違った意味合いがあります。
もう自分の手には負えないとき、お手上げに近い状況でつかうのが「Help me」です。
また小さな子がお母さんに「ママ手伝って」と甘えて言う場合にも使われています。
仕事場では手を貸してもらうという意味の「give me a hand」や「lend me a hand」が代わりに用いられているので、こちらも併せてチェックしておきましょう。
「Save me」とは?
「Save me」とは「救ってください」のこと。
身の危険から、自分を守って欲しいシーンで使います。
この場合の「Save」は日本語のレスキューに近い意味があります。
そのため火災や地震などこわい災害で、命を助けてほしい場合にもつかわれます。
また不幸な境遇にあって救いの手を差し伸べてほしいシーンでも「Save me」といいます。
ここまで読むと「Save me 」があり得ない状況にしか使わないイメージに思えますが「Save 」には「席を確保する」という親しみやすい意味もあります。
そのため「Save me a seat」でコンサート会場や列車のシートを予約して欲しいと、カジュアルに頼むフレーズになります。
少しシリアスな訳からフレンドリーな意味まで幅が広い言葉です。
「Help me」と「Save me」の違い
どちらも似ているので、使い分けが難しいです。
「Help me」と「Save me」の違いを、分かりやすく解説します。
・救命は「Save me」
「Help me」と「Save me」はどちらも「助けて」というニュアンスの言葉です。
ただ2つを見比べたとき、不幸な境遇から助けてもらうという、重たい意味があるのは「Save me」です。
「Help me」もネイティブの間では緊急事態に使われることもありますが、より深刻度が増しているのは「Save me」になります。
BTSの歌詞にも「Save me」というフレーズがありますが、これは精神的な苦しさから自分を救って欲しいという訳があります。
心の中にくすぶったストレスやわだかまりから、抜け出したいとき。
恋人や親友とその苦しさを、シェアしたいときに用いられています。
「Help me」はよりシンプルな「手助け」に使われるので、そういった違いを覚えておきましょう。
またSaveには「お金を節約する・席を確保する」などHelpにはない訳も含まれています。
そのためシーンに応じて、無限な使い方ができるのは「Help me」よりも「Save me」になります。
まとめ
「Help me」と「Save me」の違いを分かりやすくお伝えしました。
いずれも助けて欲しいというニュアンスの英語です。
どちらも仕事場では使わず、友達や家族に対して用います。
「Help me」が手助けを指すのに対して、「Save me」は緊急事態や精神的な支えをあらわします。
違いをおさえておきましょう。