「とぼける」と「すっとぼける」の違いとは?分かりやすく解釈

「とぼける」と「すっとぼける」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「とぼける」「すっとぼける」の違いを分かりやすく説明していきます。

「とぼける」とは?

「とぼける」とは?

「とぼける」には3つの意味があります、 1つめは、知っていることを知らないふりをすることです。

忘れてしまったのではなく、わざとそのような振る舞いをすることをいいます。

冷蔵庫にAさんが購入をしたケーキが入っていたとします。

これは、おやつに食べようと思っていたものです。

それを家族のBさんが食べてしまいまいた。

誰が食べたのかはAさんは知りません。

自分が食べた覚えはないのにケーキがなくなっているので、誰が食べたのか家族に聞いてみました。

すると、誰も食べていない、知らないといいます。

しかし、Bさんは自分が食べたことを知っているので、知らないわけはありません。

AさんがBさんに対して「あなたが食べたんじゃないの」といいますが、「さあ、誰だろうね」といいます。

知らないふりをしているのです。

こういった、知っているのにわざと知らないように見せることをこの言葉は意味しています。

2つめは、何となく間の抜けた面白く感じられる表情やしぐさをするです。

ペットの犬や猫がこのような表情やしぐさをすることがあります。

3つめは、高齢になって頭の働きが鋭くなくなるです。

「とぼける」の使い方

認識しているのにそうでないように見せる、気づいているのにそうでないように見せるといった意味で使用をします。

「すっとぼける」とは?

「すっとぼける」とは?

知っているのに知らないふりをすることです。

「すっ」は他の語について、その語の意味を強めます。

AさんとBさんが一緒に外食をしました。

そのときにBさんはものすごい量を食べました。

ハンバーグ、サラダ、スープ、フライドポテト、パンケーキ、アイスをすべて一人で食べてしまったのです。

それに対してAさんが食べたのはハンバーグのみです。

2人の食べる量は明らかに違い、Bさんはたくさん食べているといえるでしょう。

そのことをBさんがいるときに、別の友人にAさんが話したら、Bさんは「それって誰のこと?」といいます。

自分のことなのに知らないふりをしているのです。

「すっとぼける」の使い方

認識しているのにしていないふりをする、気づいているのに気づいていないふりをするなどを指して使用します。

強調したいときに使う言葉です。

「とぼける」と「すっとぼける」の違い

「とぼける」と「すっとぼける」の違い

2つの言葉の意味は同じです。

「すっ」をつけると強調した意味になります。

「とぼける」の例文

「とぼける」の例文

・『またとぼけるつもりのようだ』
・『ペットの要求に対して飼い主がとぼける』
・『困るといつもとぼける』
・『とぼけるときの表情がかわいい』

「すっとぼける」の例文

「すっとぼける」の例文

・『誰のことだろうとすっとぼける』
・『すっとぼけることで問題を回避する』
・『すっとぼけるのをやめて欲しい』
・『質問に対してすっとぼける』

まとめ

まとめ

2つの言葉の意味は同じで、「すっ」をつけた場合は強調した意味になります。