「絵に描いたもち」と「机上の空論」の違いとは?分かりやすく解釈

「絵に描いたもち」と「机上の空論」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「絵に描いた餅」「机上の空論」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「絵に描いた餅」とは?

「絵に描いた餅」とは?

「絵に描いた餅」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「絵に描いた餅」は、「えにかいたもち」と読みます。

「絵に描いた餅」は、「何の役に立たないもの。

また、実物や本物でなければ、何の値打ちもないこと」
という意味があります。

どんなに上手に描いた餅の絵でも、しょせん絵で、食べられないことから、このような意味が生まれています。

例えば、ある人が、成功するための綿密な計画を立て、満足している様子を見た時、計画を立てるだけで、実行しなければ何の価値もないと説教する時、「どれだけ素晴らしい計画でも、何もしなければ、絵に描いた餅だ」などという文章を作ることができます。

また、どんなにおしゃれに着飾っても、異性に好かれるよう、ボディラインを整えても、異性に告白する勇気がなければ、意味がないという意味で、「異性に好かれるよう努力しても、結局、告白できなければ、絵に描いた餅に過ぎない」などという文章にできます。

「机上の空論」とは?

「机上の空論」とは?

「机上の空論」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「机上の空論」「きじょうのくうろん」と読みます。

「机上の空論」は、「頭の中だけで考え出した、実際には役に立たない理論や考えのこと」という意味があります。

例えば、ダイエットを目指している人が、一日一食にすれば痩せられると言っている時、実際に一日一食はハードすぎて難しく実行不能だと感じた場合は、「一日一食ダイエットなど、机上の空論だ」などという文章にできます。

また、恋愛をしたことがない男性が、女性にモテる方法を、もっともらしく語っている場面を見た場合、実際には役に立たない考えだと感じる場合は、「恋愛したことのない男の恋愛論など、机上の空論に過ぎない」などという文章を作ることができます。

「絵に描いた餅」と「机上の空論」の違い

「絵に描いた餅」と「机上の空論」の違い

「絵に描いた餅」「机上の空論」の違いを、分かりやすく解説します。

「絵に描いた餅」は、「何の役に立たないもの。

また、実物や本物でなければ、何の値打ちもないこと」
という意味があります。

一方で「机上の空論」は、「頭の中だけで考え出した、実際には役に立たない理論や考えのこと」という意味があります。

どちらも、立派そうに見えても、役に立たないことを意味する言葉という、共通点があります。

ただし、「絵に描いた餅」は、役に立たないもの全般に使える言葉になります。

例えば、役に立たない考え、役に立たない物に対して、「絵に描いた餅」という言葉を使うことができます。

一方の「机上の空論」は、役に立たない考え、理論に対してのみ使える言葉という違いがあります。

まとめ

まとめ

「絵に描いた餅」「机上の空論」の違いについて見てきました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。