この記事では、「日の出」と「ご来光」の違いを分かりやすく説明していきます。
「日の出」とは?
「日の出」とは、その日の太陽が出てくることです。
冬場になるとこの時間が遅くなり、必然的に昼間の時間(太陽の出ている)が短くなります。
逆に、夏場はこれが早く、昼間の時間もその分長くなっています。
「冬至」と呼ばれる、一年で昼間の時間が一番短いの日の「日の出」は東京で6時46分ですが、その逆に、昼間が一番長い「夏至」には4時25分となります(国立天文台による過去のデータからの平均です)。
「冬至」を過ぎると日に日に「日の出」が早くなり、「夏至」にそれが一番早くなった後、また「冬至」に向かって一日ごとに遅くなっていきます。
「ご来光」とは?
「ご来光」は、高い山の上から見る「日の出」のことです。
「新年最初のご来光を拝みに、富士山に登る予定だ」のように使われることが多い言葉で、比較的高い場所から見下ろす形になる為、平地より体感的にいくらか早く、ほぼ先のようなデータ通りの時間に「日の出」が見られます。
高い山という漠然とした表現になっていますが、特に何メートル以上といったような定義はなく、600メートル程度の高尾山の上からでも、この「ご来光」と使うことができます。
「日の出」と「ご来光」の違い
「日の出」と「ご来光」の違いを、分かりやすく解説します。
「日の出」は、その日の太陽が出てくることや、その時間という意味で使う言葉で、「ご来光」は、山の上から見下ろす形になる「日の出」だと覚えておいてください。
これらは一年のうち、前述の「冬至」と「夏至」を境に早くなったり、遅くなるもので、「冬至」は、毎年12月22日(21日の年もあります)、「夏至」の方は、6月21日となっています(こちらも22日の年があります)。
まとめ
「日の出」と「ご来光」は、このような違いになる言葉です。
共に「日の出」のことになりますが、山の上から見る時には「ご来光」と使うと覚えておきましょう。