「獲る」と「捕る」の違いとは?分かりやすく解釈

「獲る」と「捕る」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「獲る」「捕る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「獲る」とは?

「獲る」とは?

手に入れるという意味です。

魚や動物をつかまえることを指しています。

「獲」という漢字は、漁獲、捕獲などの言葉を作ります。

こういったことからも、魚などをつかまえることを指していることがわかります。

漁船が海にでて魚をつかまえるときのことで説明をします。

魚をつかまえるといっても、釣り竿を使って1匹ずつつかまえる、網を使って一気に大量に捕まえるなどがありますが、「獲る」という場合、どのような方法なのか、何匹ずつなのかという意味は含まれていません。

また、魚にもイワシのような大きさのものから、マグロのような大きさのものまでさまざまですが、この言葉にはつかまえる魚の大きさの意味は含まれていません。

どのような方法でも、魚を手にすることを指しています。

動物についても、この言葉は意味しています。

たとえば、ワナを仕掛けて動物をつかまえる、銃を使って動物をつかまえるなどを指しています。

動物には、クマ、シカ、イノシシンなどがいますが、どのような動物なのかは意味に含んでいません。

作物を手に入れることも意味しています。

観賞用のものではなく、生きるために必要な食糧とするものを手に入れることをいいます。

「獲る」の使い方

魚や動物などを手に入れるという意味で使用をします。

「捕る」とは?

「捕る」とは?

手に入れるという意味です。

動物などをつかまえて離さない、犯人をつかまえて離さないなどのことを意味しています。

子供のころ、虫をつかまえて楽しんでいた人もいることでしょう。

虫をつかまえた後、すぐには離さなかったと思います。

しばらく観察してから離したり、飼育をしたりしていたはずです。

虫をつかまえることも、この言葉は指しています。

野球の試合では、飛んできたボールをしっかりつかまえなければなりません。

しっかりとボールを手の中におさめるのです。

一瞬手の中に入ったけれど、すぐに落としてしまってはいけません。

こういったボールをしっかり手に入れることもこの言葉は指しています。

「捕る」の使い方

しっかりつかんで離さないことを指して使用をします。

魚や動物、ボールなどをつかまえることをいいます。

「獲る」と「捕る」の違い

「獲る」と「捕る」の違い

読み方が同じで、意味もほとんど同じです。

どちらにも、魚や動物をつかまえるという意味があります。

ボールなど生物でないものをつかまえることには、「捕る」の漢字を使用します。

「獲る」は作物を刈り取ったりして手に入れることも意味しています。

「獲る」の例文

「獲る」の例文

・『魚を獲る』
・『シカを獲る』
・『作物を獲る作業をする』
・『たくさんの動物を獲る』

「捕る」の例文

「捕る」の例文

・『うまくボールを捕る』
・『アユを捕る』
・『捕る練習をする』
・『捕るのがうまくなってきた』

まとめ

まとめ

2つの言葉の意味はほぼ同じで、使い方もほぼ同じです。

ボールについては「捕」、作物については「獲」の漢字が使用されています。