この記事では、「オペラグラス」と「双眼鏡」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オペラグラス」とは?
劇場などで観賞する際に用いる、物を拡大してみることができる、両眼で立体的に見る機器です。
この物は小型で手のひらに乗るくらいの大きさをします。
劇場というおしゃれな場所で使用することを目的にしているため、おしゃれなデザインのものが少なくありません。
劇場などで観賞する際、舞台と客席との間が離れすぎていると、舞台上の人物の細かなところまでは見ることができません。
これでは楽しめないことでしょう。
この機器を使用すると、舞台と客席とが離れていても、人物を大きく見ることができます。
倍率は製品によって異なりますが、劇場で使用するのは3~4倍が一般的です。
見たいものとの距離によって倍率を決めて選びます。
コンサートなどの場合は上演される時間が長い傾向があります。
長時間この機器を持ち続けていると疲れてしまうため、長時間使用する場合は小型のものを選ぶとよいでしょう。
持ち手つきのものや、折りたためるものなどもあります。
「オペラグラス」の使い方
演劇などを鑑賞する際に用いる、物を拡大して両目で立体的にみることができる機器を指して使用する言葉です。
「双眼鏡」とは?
物を拡大して見ることができる、両目を使ってみる光学機器のことです。
主に対物レンズ、接眼レンズ、プリズムで構成されています。
接眼レンズは倍率を決める部分です。
こちら側を眼にあてます。
対物レンズには光を集める役割があります。
この2つのレンズの間にプリズムが入っています。
プリズムには光を屈折させる働きがあり、実際の像と認識する像との上下が一致するようにします。
倍率はさまざまで、3~10倍くらいまであります。
倍率が高いほどものを大きくみることができますが、倍率が高すぎると見にくくなります。
物との距離を考えて選ぶことが大切です。
何を見るかは人ぞれぞれで、スポーツ観戦や演劇の観賞の際に使用をすることもあれば、風景を楽しむためやバードウォッチングなどで使用することもあります。
「双眼鏡」の使い方
両目を使って立体的に見る、物を拡大してみることができる光学機器を指して使用する言葉です。
「オペラグラス」と「双眼鏡」の違い
「双眼鏡」の一種が「オペラグラス」です。
大きな違いはプリズムを使用しているか、いないかです。
前者は使用しており、後者は使用していません。
「オペラグラス」の例文
・『オペラグラスを購入する』
・『お気に入りのオペラグラス』
・『演劇鑑賞にオペラグラスはなくてはならない』
・『オペラグラスを持ち歩く』
「双眼鏡」の例文
・『双眼鏡を使って観察する』
・『双眼鏡を調節する』
・『新しい双眼鏡を買ってもらった』
・『双眼鏡で鳥を見る』
まとめ
同じような形をしたおり、似たような用途に使うものですが、プリズムを使っている、使っていないという点に違いがあります。