この記事では、「ゲボ」と「ゲロ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ゲボ」とは?
嘔吐物のことです。
胃の内容物を吐き出したものを指しています。
血液が主体の場合は、この言葉が指すものではありません。
胃では食べたものが消化をされて、ドロドロな状態になります。
そのため、この言葉が指すものはドロドロとした液状です。
固形物が混ざっていることもあります。
また、悪臭が伴うことが珍しくありません。
胃液は酸性なため、嘔吐をするときにのどに痛みを感じる場合があります。
この言葉指すものを出してしまった場合の対処法を説明します。
まず、口の中をゆすぎます。
口の中の不快感によって、嘔吐を誘発してしまう場合があるからです。
そして、安静にします。
右側を下にして横になります。
うつぶせで胃を圧迫してはいけません。
水分を失っているので、吐き気がなくなったら水分補給をします。
このときに、刺激のある炭酸飲料などは飲んではいけません。
水またはスポーツドリンクなどを飲むようにします。
その後に食事をするなら流動食がよいでしょう。
消化に負担のかかる食物繊維が多いもの、固いものは控えるようにします。
熱すぎるもの、冷たすぎるもの、辛いものなどは胃に刺激を与えるので、こういったものも避けるようにします。
「ゲボ」の使い方
嘔吐物を指して使用する言葉です。
「ゲロ」とは?
嘔吐をすること、嘔吐物のことです。
胃から吐き出されるものを指しています。
内容物は胃からのもので、肺からのものではありません。
血液が主体のものも、この言葉が指すものではありません。
この言葉指すものを吐いてしまう原因はさまざまあります。
たとえば、ストレスです。
胃の活動は自律神経の影響を受けています。
ストレスは胃の働きを悪くし、吐いてしまうことがあります。
食中毒も原因の一つです。
悪いものを体から出そうとし て、この現象が起こります。
食中毒の原因は、ノロウイスル、O-157、ふぐ毒などさまざまです。
ノロウイルスなど感染症が心配される場合、「ゲロ」の処理をした後には感染を防ぐために、十分な手洗いと「ゲロ」をした部分の消毒をすることが重要です。
胃がん、腸閉塞、胃潰瘍などの病気によって引き起こされることもあります。
病気が心配される場合は医療機関を受診します。
特に急な頭痛があった場合はくも膜下出血などの可能性も考えられるので、早めの受診が大切です。
「ゲロ」の使い方
嘔吐物を指して使用する言葉です。
「ゲボ」と「ゲロ」の違い
どちらの言葉も同じものを指しています。
嘔吐物のことで、胃から吐き出されるものを指しています。
「ゲボ」の例文
・『ゲボを吐く』
・『ゲボの片付けをする』
・『ゲボばかり出している』
・『ゲボをして苦しい』
「ゲロ」の例文
・『ゲロを吐く』
・『ゲロの処理をする』
・『ゲロをした部分を消毒する』
・『ゲロをして心配だ』
まとめ
2つの言葉の意味は同じです。