この記事では、「ペンライト」と「サイリウム」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ペンライト」とは?
文字を書くときに使用するペンのような細長い形をした小型の懐中電灯のことです。
乾電池などを利用して発光します。
大きさはさまざまですが、一般的には手に持てる大きさです。
手に持って振ることができるほどの大きさ、重さをしています。
ライトの色もさまざまで、白、ピンク、緑、青などがあります。
1本で複数の色を出すものもあります。
色の種類が多いものだと30色ほどになります。
さまざまな色を楽しめます。
このライトは、コンサートや警告灯などで使用されています。
コンサートの際に観客がこれを手に持ち、振ったりしてコンサートを盛り上げます。
歌手がグループの場合、メンバーそれぞれのカラーが決まっていることがあります。
その場合、好きなメンバーのカラーのライトを使うことがあるようです。
コンサートのたびに購入をしていると、何本も自宅にたまってしまいます。
「ペンライト」の使い方
ペンのような細長くて小型の懐中電灯を指して使用する言葉です。
光の色に関係なく、この言葉で呼びます。
「サイリウム」とは?
化学反応によって光を発する照明器具です。
ケミカルライトとも呼ばれることがあります。
これは電池などを用いて発光するのではなく、シュウ酸ジフェニルと過酸化水素の化学反応によって発光をしています。
プラスチックの容器に液が入っており、容器を折るなどして溶液同士を反応させて使用をします。
光の色は、白、赤、黄色、青などさまざまです。
発光時間は製品によって異なり、短いものだと数分程度です。
次第に光量が落ちていきます。
電気を使用しているわけではないので、一度光を失ったものは再度発光させることはできません。
これはコンサートで使用されることが多いです。
細い管のような形をしているものは、腕などに巻いて使用をします。
ペンの形をしているものは、手に持って振ったりします。
「サイリウム」の使い方
化学反応によって光を発する照明器具を指して使用する言葉です。
「ペンライト」と「サイリウム」の違い
形が似ていて、用途も似ていますが、別のものです。
前者は電気エネルギーによって発光をしており、後者は化学反応によって発光をしています。
光が失われたとき、電池式のものなら電池を交換すれば再度発光をしますが、化学反応によるものは再度発光させることはできません。
「ペンライト」の例文
・『ペンライトばかり持っている』
・『ペンライトが自宅にたまってしまった』
・『ペンライトを持参してコンサートに行く』
・『大きなペンライト』
「サイリウム」の例文
・『サイリウムを購入する』
・『サイリウムを使ってライブを楽しむ』
・『サイリウムが光り出した』
・『サイリウムを処分する』
まとめ
2つのものは形や用途が似ていますが、発光する仕組みに違いがあります。