「除湿剤」と「乾燥剤」の違いとは?分かりやすく解釈

「除湿剤」と「乾燥剤」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「除湿剤」「乾燥剤」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「除湿剤」とは?

「除湿剤」とは?

「除湿剤」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「除湿剤」は、「じょしつざい」と読みます。

「除湿剤」は、「湿気を取り除くための薬剤、製品」という意味があります。

「除湿剤」は、主に塩化カルシウムが成分として使われています。

空気中の水分と触れると化学反応を起こし、水のように液状になります。

梅雨の時期など、部屋の湿度が高くなりすぎて、体中に汗がまとわりつくなど、不快な状態になることがあります。

そのような状態にならないよう、湿気を取り除いてくれる「除湿剤」を部屋に置きます。

特に、洗面所や浴室は湿気が多く、カビが付く原因になりがちです。

そこで、洗面所や浴室など水回りの部屋の隅に、「除湿剤」を置く家もあります。

「除湿剤」の形状にも違いがあり、クローゼットに置く、吊り下げタイプの物や、押し入れの中の布団に使う、シートタイプのものなどがあります。

このようなことから、「スーツと一緒に、除湿剤をぶら下げて、カビが生えるのを防ぐ」などという文章を作ることができます。

「乾燥剤」とは?

「乾燥剤」とは?

「乾燥剤」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「乾燥剤」「かんそうざい」と読みます。

「乾燥剤」は、「食品パッケージ内に入っている、湿気を取り除くための薬剤」という意味があります。

食品が湿気により、腐ったり、風味が損なわれることを防ぐため、「乾燥剤」が封入されています。

「食べれません」書かれた、小さな袋状の物が「乾燥剤」になります。

「乾燥剤」の主な成分は「シリカゲル」で、食品の湿気を除く他、脱臭効果があるとされています。

「乾燥剤」は食品以外にも、カメラなどの電子製品や、サプリメントやペットフードなど、湿度が多すぎるとカビができてしまうような場所に使用することができます。

このようなことから、「食品に入っている、乾燥剤は食べられないため注意が必要だ」などという文章を作ることができます。

「除湿剤」と「乾燥剤」の違い

「除湿剤」と「乾燥剤」の違い

「除湿剤」「乾燥剤」の違いを、分かりやすく解説します。

「除湿剤」は、「湿気を取り除くための薬剤、製品」という意味があります。

一方で「乾燥剤」は、「食品パッケージ内に入っている、湿気を取り除くための薬剤」という意味があります。

このように、どちらも湿気を除く薬剤という共通する意味があります。

ただし「除湿剤」は、主な原料が、塩化カルシウムなのに対して、「乾燥剤」はシリカゲルという違いがあります。

また、「除湿剤」は部屋の湿度を下げたり、服や布団にカビが生えるのを防ぐために使う場合が多いのに対して、「乾燥剤」は主に食品にカビが生えることなどを防ぐために使われることが多いという違いがあります。

まとめ

まとめ

「除湿剤」「乾燥剤」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。