この記事では、競馬の「G1」と「JPN1」の違いを分かりやすく説明していきます。
「G1」とは?
G1とは、じーわんという読み方をすべき言葉です。
G1のGとはGradeの略語であり、正式にはGrade1の略でG1となっています。
そんなG1は、競馬のレースの中でICSCという国際組織が認定した最高格付けの競走を表すのです。
「G1」の使い方
G1とは、ICSCに勧告され国際的に最高格付けされた競馬のレースを表す言葉となっています。
競馬で質の高いレースは重賞競走と呼ばれ、G1とG2、G3という3段階に分けられているのです。
G1はそんな風に格が高いとされる重賞競走の中でも、1番格上とされるレースに使われる言葉となっています。
JRAが開催するジャパンカップや有馬記念といったビッグレースに対して、このG1という言葉が使用される事が多いです。
「JPN1」とは?
JPN1とは、じぇーぴーえぬわんという読み方をする言葉となっています。
文字を見れば分かる様に、JAPANの略語であるJPNの文字に、1という数字を付け足す事で成立した言葉です。
だからこそJPN1は、ICSCという国際的な組織に勧告を受けていない、国内限定で最高位に位置付けられている競馬のレースを示す言葉となっています。
「JPN1」の使い方
JPN1は、日本国内限定で最高格に位置付けられている競馬のレースを表現する言葉として用いられているのです。
地方競馬でも中央競馬と同様に、格が高いレースとして重賞競走が行われています。
ですが中央競馬とは違い、国際組織からの認定を受けていないため、国際的にはその格の高さは認められていないのです。
なので国内限定でG1レースという格付けを表す言葉として、JPN1というこの言葉が使用されています。
更に中央競馬と同様に、地方競馬にもJPN1の下にJPN2とJPN3という、G2とG3に該当する重賞競走も存在しているのです。
「G1」と「JPN1」の違い
2つの言葉の文字表記を見比べれば、全然違うローマ字が使われている言葉同士である事に気付く事が出来ます。
ただし同じ1の数字が使用され、共に競馬の最高格付けの競走を表す言葉である点がややこしい部分です。
とはいえG1は、日本では中央競馬で開催される最高格付けのレースを表す言葉で、ICSCという国際組織による勧告を受けている国際的なビッグレースを表します。
一方のJPN1は日本の地方競馬における最高格付けの競走を示す言葉で、国際的な認定を受けていません。
まとめ
2つの言葉は同じ1の数字が使用されており、共に競馬の1番高い格付けのレースという意味を持つ言葉同士です。
もっとも使用されているローマ字の違いから、表現する意味合いにも相違点が生まれています。
ちなみにG1は国際的に認定されている競馬の最高格付けのレースを表す言葉で、日本では中央競馬会で開催されるレースに使われているのです。
対するJPN1は国際的に認可されておらず、国内限定で最高位の格付けがなされているレースであり、日本の地方競馬の競走に用いられる言葉です。