「ウェルダー」と「発電機」の違いとは?分かりやすく解釈

「ウェルダー」と「発電機」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ウェルダー」「発電機」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ウェルダー」とは?

「ウェルダー」とは?

「ウェルダー」は、エンジンを動力にして発電した電力を用いて溶接に使用することを目的とした工作機械で、アーク溶接のように電力を消費する溶接機でありつつ、「発電機」の役割も担う工作機です。

なので、電力を作り出して、その電力を別のことに使用可能なのが「ウェルダー」になり、アーク溶接をしつつ、お湯を沸かすポッドを動作させるというように電力を別のことに使用できる工作機械になります。

「発電機」とは?

「発電機」とは?

「発電機」は、電力を作り出すことのみを念頭に置いた発電設備や装備のことです。

この設備や装備で生み出した電力は家庭用のコンセントから出力される電力と同じものになります。

なので、「発電機」が作り出した電気は大抵がコンバーターというものを搭載していて、家庭用の家電製品が損傷しないよう電圧を調整してくれます。

「ウェルダー」と「発電機」の違い

「ウェルダー」と「発電機」の違い

両者の違いは、電力を生み出す能力のみを装置に与えられているか、溶接作業が可能とするかです。

「ウェルダー」は、溶接が目的で、その福産品が「発電」になり、その電力を別のことに使用しますが、「発電機」ほど充実した電力を作り出すことはできません。

「ウェルダー」の例文

「ウェルダー」の例文

・『ウェルダーは、溶接に重点を置いた発電設備で溶接棒が付属する』
この例は、「ウェルダー」は溶接機なので溶接棒が付属するという例です。

なお、発電機能もあるので、生み出した電力は、溶接のほかにも使用可能になります。

「発電機」の例文

「発電機」の例文

・『ディーゼル発電機を始動する』
この例は、ディーゼルエンジン製の電力生産装置を動かすというものです。

「発電機」には、ガソリンのほか、ディーゼルという具合に電力を生み出す方式があり、「ディーゼル」は、大型の電力生産装置になる分、生み出す電力が大きいという特性がありますが、お手入れが実は大変です。

まとめ

まとめ

「ウェルダー」については、溶接機なので溶接が主なんですが、余っている電力の使い道というものがありまして、これが「発電機」と同じように電力を使用するというものです。

そして、「発電機」については、電気を生み出すことのみに特化していますので小型のものや大型のものからガスで発電するものなどがあり様々です。

「ウェルダー」の場合は、溶接を主としてますので移動式である必要性があり、小型なのでガソリンが主流で、「発電機」は固定して使用することが主なので大型化しても問題はありません。

だから、「発電機」は大型のものであっても設置しておけば電力を生み出すと考え、「ウェルダー」の場合は、大型であれば、移動できなくなるため、溶接機としてはどうなの?という考えに至るが故、小型のガソリン式の発動機を搭載して、溶接を可能としているわけです。

さすがに、溶接をしたい場所場所に移動できない溶接機があった場合、ケーブルを長くして持っていくのか?ということになりますので「ウェルダー」に求められているのは、移動力になります。