「地方中枢都市」と「衛星都市」の違いとは?分かりやすく解釈

「地方中枢都市」と「衛星都市」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「地方中枢都市」「衛星都市」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「地方中枢都市」とは?

「地方中枢都市」とは?

「地方中枢都市」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「地方中枢都市」は、「ちほうちゅうすうとし」と読みます。

「地方中枢都市」は、「各地方の中心的な都市のこと」という意味があります。

ちなみに「中枢(ちゅうすう)」には、物事の中心となる重要な場所という意味があり、エリアにとって、最も重要な都市のことを、「地方中枢都市」と呼びます。

具体的には、「三大都市圏」と呼ばれる、東京、名古屋、大阪以外の都市で、人口20万人以上、中核性を有することなどの資格を持つ、政令指定都市や中核市のことを指します。

2022年時点で、61市が、この要件を満たしています。

例えば、青森県の盛岡市や、兵庫県の姫路市、岡山県の倉敷市や、広島県の広島市などが、「地方中枢都市」にあたります。

このように、東京、名古屋、大阪以外の、大きな都市を「地方中枢都市」と呼びます。

「衛星都市」とは?

「衛星都市」とは?

「衛星都市」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「衛星都市」「えいせいとし」と読みます。

「衛星都市」は、「大都市の周辺にあって、都市として独自の機能を持ちながら、大都市の機能の一部を分担する中小都市」という意味があります。

比較的大きな都市が、とても大きな都市の近くに存在する場合、「衛星都市」となります。

例えば、東京都が近くにあるため、横浜市や川崎市、さいたま市や千葉市など、各県の政令指定都市であっても、「衛星都市」となります。

さらに、千葉市の「衛星都市」が佐倉市であったり、横浜市の「衛星都市」が藤沢市であるように、大都市の「衛星都市」の近くにある都市が、さらに「衛星都市」になるという場合もあります。

このように、大きな都市の近くにある都市のことを、「衛星都市」と呼びます。

「地方中枢都市」と「衛星都市」の違い

「地方中枢都市」と「衛星都市」の違い

「地方中枢都市」「衛星都市」の違いを、分かりやすく解説します。

「地方中枢都市」は、「各地方の中心的な都市のこと」という意味があります。

一方で、「衛星都市」は、「大都市の周辺にあって、都市として独自の機能を持ちながら、大都市の機能の一部を分担する中小都市」という意味があります。

「地方中枢都市」は、三大都市圏以外にある、大きな都市のことを意味するのに対して、「衛星都市」は、大都市の近くにあるつながりの深い都市を意味するという違いがあります。

そのため、「地方中枢都市」とは違い、「衛星都市」は三大都市圏の中にもあります。

このように、三大都市圏以外にある、大きな都市のことを「地方中枢都市」と呼び、大都市と関係が深い都市のことを、「衛星都市」と呼んでみましょう。

まとめ

まとめ

「地方中枢都市」「衛星都市」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。