人には色々な性格がありますが、その中に「凝り性」と呼ばれる人や「飽き性」の性格の人もいらっしゃいます。
これらの性格の人は周りから見ても、独特のキャラクターに見えることでしょう。
では、この「凝り性」と「飽き性」とは、どのような違いがあるのでしょうか?
「凝り性」の意味や使い方
「凝り性」は「こりしょう」という読み方をしますが、「肩などが凝りやすい体質」という解釈があります。
しかし、一般的には、「関心のある物事に対して、熱中して度が過ぎるほど徹底的にしないと満足できない性質」という意味で解釈することができます。
「凝り性な質の性格なので、周りが見えない奴」という使い方ができます。
「飽き性」の意味や使い方
一方の「飽き性」は「あきしょう」と読みますが、「物事に飽きやすい性質」のことを意味しています。
関心の高いことについて、すぐに飛びついてしまうのですが、その後、すぐに飽きてしまう人のことを指していいます。
「凝り性」と「飽き性」の違い
「凝り性」と「飽き性」の違いは、どのような点にあるのでしょうか?
「凝り性」は「関心のある物事に対して行き過ぎるほどに夢中になってしまい、徹底的に取り組む」という傾向にあるのですが、「飽き性」も、1度は「関心のあることに対しては、熱中しやすいものの、それなりに満足すると、すぐに「飽きやすく」なります。
その点が、これら2つの言葉の相違点となるでしょう。
「凝り性」を使った例文と意味を解釈
「凝り性」を使った例文を見ることにしましょう。
「凝り性の人は、ある物事に対して、徹底してのめりこむ性格を持てちます」
凝り性の人は自分がハマっている物事に対しは、周りが驚くくらいに高い集中力を発揮して取り組んでいます。
特にビジネスの場面では、同僚よりスピーディーに仕事を終わられることができますし、趣味の分野であれは、達人の域まで、トコトン追求していくひさむきさがあります。
その姿は、まさに「寝食を忘れる」という言葉が当てはまります。
劣悪な環境であっても、凝り性の人なら全く意に介さず、物事に集中することができます。
「飽き性」を使った例文と意味を解釈
「飽き性の人は、新しいことや刺激があることを常に追い求める傾向が強い」
「飽き性」の人は、今まで自分の人生の中で見たことがないことや経験したことがないことに対する関心度が大変高くて、何らかの刺激を求めています。
その一方で初めのうちは新しい経験で新鮮に感じていたことでも、慣れてくると、その気持ちは薄れていきます。
その結果、新たな次の刺激を求めて、別のことに手を出すようになります。
まとめ
「凝り性」と「飽き性」の意味や使い方を見てきましたが、この言葉の意味は、人の性格のよく表現したものです。
しかし、ビジネスの世界では、このように偏った性格の人は、安定したことを求めるには、不向きかもしれません。
