みなさんは「器機」と「機器」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「器機」と「機器」の違いを分かりやすく説明していきます。
「器機」とは?
「器機」は「きき」という読み方をします。
この「器機」とは「機械・器械・器具の総称」を指しています。
「機器」とは?
「機器」も読み方は「きき」になります。
この「機器」が「機械や器具の総称」という意味合いのある言葉です。
「機器」の「機」は「木や糸・矛・人の象形から成り立っています。
「機器」の解釈を詳しく見ていくと「細かなからくりのある器具」や「機織り道具」などを意味しています。
「器」は「祭器が並んだ象形と犬の象形から構成されている字で、「うつわ」「道具」を意味していることから、「機器分析」や「電子機器」などのように使われているのです。
「器機」と「機器」の違い
では、「器機」と「機器」の違いを見て行くことにいたしましょう。
この2つの言葉にはどのような相違点があるのでしょうか?前述の通り、「機械や器具の総称」という意味があります。
このことから「器機」「機器」ともに基本的な相違点は見られません。
「器機」と「機器」の字が入れ変わっただけで意味合いは同じ解釈になるために基本的にどちらを使っても間違いがないのです。
しかし、実際には使われる頻度が異なっており、「機器」に比べるみると「器機」の表記が使われる頻度はかなり少なくなっている点が現状です。
「器機」の例文
では、ここで「器機」の例文を見て行くことにいたしましょう。
どのような使い方が考えられるでしょうか?
・『器機という言葉は、機械や器具の総称のことを指していますが、近年ではこの言葉が使われる頻度は非常に少ない』
・『言葉の専門家の人たちは、器機という言葉を使うことはしないことが常識になっているようだ』
私たちの日常生活の中でも「器機」という言葉を使うことはほとんどありませんが、例文から見てもそのことがよく理解できるのではないでしょうか?
「機器」の例文
続いて「機器」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的な使い方としては次のような文章が挙げられます。
・『当社は電子機器の専門メーカーですが、最近では電子部品まで手掛けるようになってきたのです。これもノウハウの横展開と言っていいでしょう』
・『最近、社内のコンピューター機器が古くなってきたこともあり、全面的に更新することで予算化しているところです』
「機器」は電子機器・コンピュター機器などさまざまな種類がありますが、ビジネス業界でも身近な言葉として、よく使われていることが分かります。
まとめ
ここまで「器機」と「機器」がどのような意味を持っているのか、言葉の違いも交えて説明してきました。
これらの言葉でも「器機」を使用する機会は全くないと言ってもいいでしょう。
しかし、この言葉があることを知っておくことも、知識の幅を広げる意味でも大切なことです。
