この記事では、「単価」と「価格」の違いを分かりやすく説明していきます。
「単価」とは?
「単価」とは、1つ当たりの値段という意味になります。
例えば、商売の仕入れで同じ商品30個で1箱という単位になっており、その箱当たり12000円だった場合には、この「単価」は400円になります。
経理処理では「@」(アットマーク)を使って表現し、上の場合は「仕入れ代金12000円(@400円)」のような記載になります。
これで、1つ当たりが400円で合計してそれを12000円分仕入れたと分かり、現在ではメールアドレスやSNSで固有の名前に相当する部分と分かるように使われている「@」ですが、こういった使い方もあると覚えておいてください。
むしろ、ネットやメールなどが流行る前は、このようにしか使わなかった記号です。
「価格」とは?
「価格」は、「値段」の言い換え表現です。
同じ意味なので、どちらを使っても構いませんが、「価格」の方が多少畏まった表現になり、堅い文章で用いる時にはそちらの方が合っている場合が多いです。
「値段は○○円になります」より、「価格は○○円になります」の方が締まった形になり、公的な文章ではまず「価格」の方が使われます。
「値段」の方は、「お値段はいくら?」のように口語で使うのに向いている言葉で、この「お」を付けた用い方は「価格」ではすることはありません。
「単価」と「価格」の違い
「単価」と「価格」の違いを、分かりやすく解説します。
「単価」は1つ当たりの「価格」のことだと覚えると分かりやすいでしょう。
「40個で12000円という価格設定だと、単価は400円になる」などと一緒に使われることも多く、特にビジネスではあまり「値段」とは用いない為、これらの言葉が盛んに使われています。
まとめ
「単価」と「価格」は、このような違いになります。
テレビや冷蔵庫など、比較的大きな対象にはあまり「単価」と使うことはありません。