この記事では、「1題」と「1問」の違いを分かりやすく説明していきます。
「1題」とは?
「1題」とは、試験問題における設問の単位で、このように表現される場合には、その中にいくつかの問題が含まれます。
問題が1つだけの場合には、以下の「1問」と表現し、こちらを使うことはありません。
具体的な例を挙げると、「2a×3b=12の場合について、以下の問いに答えなさい」という設問があり、以下に「(1)bが2の場合、aは?」と、「(2)この式が満たされる最大のaの整数は?」といった2つの問題があるという具合です。
この2つの問題までを含めて「1題」となり、答えは(1)は1、(2)は6となります。
もしこの問題が、「2a×3b=12で、aが3の時、bは?」といった1問だけの場合には、「1題」とは表現しません。
「1問」とは?
「1問」は、すぐ上の例のように、問題が1つだけで完結している設問に対して使われます。
「本能寺の変が起こったのは西暦何年?」のようなものもこれに当たり、単独の問題はこの「1問」と表現されます。
「1題」の中のそれぞれの問題も1つずつ「1問」と表現でき、問題の最小単位だと考えておけばいいでしょう。
「1題」と「1問」の違い
この「1題」と「1問」は、「1題」の中に「1問」となる問題がいくつか存在するという関係になります。
また、単独で出題されえる問題は、全て「1問」と表現して構いません。
「1題」の中でも、例えば、最初に英語の長文があり、それについての問題がいくつも以下に存在するような場合には、「大問」と呼ばれます。
特に基準はありませんが、問題が5つあれば、「1題」より「大問」と表現する方が合っています。
まとめ
「1題」と「1問」は、このような言葉になります。
「1題」と聞いた時には、実際の問題は1つではないと考えてください。
「大問」ともなると、5つ以上は当然のように存在すると思っていいでしょう。