「いたぶる」と「いじめる」の違いとは?分かりやすく解釈

「いたぶる」と「いじめる」の違い二語の違い

この記事では、「いたぶる」「いじめる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「いたぶる」とは?

「いたぶる」「甚振る」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「激しく揺り動かす」という意味で、すさまじい音を立てて揺さぶる様子のことです。

2つ目は「脅して金品を巻き上げる」という意味で、相手の身に危険が及ぶと思わる様なことを言い、恐がらせて金品を取り上げることです。

3つ目は「嫌がらせをしたり、暴力を振るう」という意味で、相手が迷惑をこうむる様なことをしたり、暴力で弱らせようとすることです。

4つ目は「激しく揺れる」という意味で、強風によりものが強く動くことです。

上記に共通するのは「激しくゆさぶる」という意味です。

「いたぶる」の使い方

「いたぶる」「激しく揺り動かす」「脅して金品を巻き上げる」「嫌がらせをしたり、暴力を振るう」「激しく揺れる」という意味で使われます。

動詞として「いたぶる・いたぶった」と使われたり、副詞として「いたぶってケガさせる」などと使われたり、名詞として「いたぶりに耐えられない」などと使われます。

基本的に、激しく揺り動かすことや、人に対して恐喝したり暴力を振るうことに使われる言葉です。

「いじめる」とは?

「いじめる」「苛める・虐める」と書き、意味は以下の通りです。

1つ目は「弱い者に集団で嫌がらせする」という意味で、大人しい人に対して、大勢で無視したり私物を隠したりなど、嫌がらせすることです。

2つ目は「弱い相手に暴力を振るう」という意味で、弱い相手を直接殴る蹴るなどして痛めつけることです。

3つ目は「軽い気持ちでからかう」という意味で、ちょっとした冗談のつもりで相手が困ったり恥ずかしがることを言うことです。

4つ目は「ことさら厳しく扱う」という意味で、より成長させたり強くする為に、一層厳しく当たることです。

上記に共通するのは「辛くあたる」という意味です。

「いじめる」の使い方

「いじめる」「弱い者に集団で嫌がらせする」「弱い相手に暴力を振るう」「軽い気持ちでからかう」「ことさら厳しく扱う」という意味で使われます。

動詞として「いじめる・いじめた」と使われたり、副詞として「いじめて泣かす」などと使われたり、名詞として「いじめがある」などと使われます。

基本的に、弱い者に集団で嫌がらせや暴力を与えることや、軽い気持ちでからかうことに使われる言葉です。

「いたぶる」と「いじめる」の違い

「いたぶる」「激しく揺り動かすこと」「人に対して恐喝したり暴力を振るうこと」という意味です。

「いじめる」「弱い者に集団で嫌がらせや暴力を与えること」「軽い気持ちでからかうこと」という意味です。

「いたぶる」の例文

・『放課後に先輩からいたぶられる』
・『部長からいたぶられて黙って耐える』
・『彼は後輩をいたぶるのが趣味だ』
・『ヤンキーが足抜けしたいと言う後輩をいたぶる』

「いじめる」の例文

・『毎日友達が集団でいじめる』
・『普通とは違う見た目をしている人をいじめる』
・『酒に酔った勢いで新婚の後輩をいじめる』
・『肉体改造を目指して筋肉をいじめる』

まとめ

今回は「いたぶる」「いじめる」について紹介しました。

「いたぶる」「脅したり暴力を振るうこと」「いじめる」「嫌がらせや暴力を振るうこと」と覚えておきましょう。