「インモラル」と「アンモラル」の違いとは?分かりやすく解釈

「インモラル」と「アンモラル」の違い二語の違い

この記事では、「インモラル」「アンモラル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「インモラル」とは?

「インモラル」は英語の「immoral」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。

1つ目は「社会的倫理に反する」という意味で、社会的に認識されている道理や筋と真逆の様子のことです。

2つ目は「不道徳であること」という意味で、善悪の判断がつかず、人として間違った行為をすることです。

3つ目は「不品行な様子」という意味で、ふしだらな行為をするなど、性的にだらしない様子のことです。

上記に共通するのは「道徳に反する」という意味です。

「immoral」「im」「否定や反対、不足を表す接頭辞」という意味で、「impossible(不可能)」「impatience(いらだち)」などに使われます。

「moral」「道義にかなった個人の行い」という意味、「immoral」「同義に反した個人の行い」になります。

「インモラル」の使い方

「インモラル」は日本語の場合、名詞・形容動詞として「インモラルだ・である」と使われたり、形容詞として「インモラルな行為」などと使われます。

基本的に、社会的倫理に反することや、不道徳な行為に使われる言葉です。

「アンモラル」とは?

「アンモラル」は英語の「unmoral」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。

1つ目は「道徳に関係がない」という意味で、道徳とは全く別問題であることです。

2つ目は「道徳心や倫理観が全くない」という意味で、そもそも道徳心や倫理観を全く持っていないことです。

3つ目は「超道徳的な」という意味で、道徳や倫理の解釈の仕方が一般的なものを超越している様子のことです。

「unmoral」「un」「無い」「存在しない」という意味、「unmoral」「最初から道徳が存在しないこと」になります。

「アンモラル」の使い方

「アンモラル」は日本語の場合、名詞・形容動詞として「アンモラルだ・である」と使われたり、形容詞として「アンモラルなケース」などと使われます。

基本的に、道徳とは無関係なことや、道徳や倫理を超越していることに使われる言葉です。

「インモラル」と「アンモラル」の違い

「インモラル」「会的倫理に反すること」「不道徳な行為」という意味です。

「アンモラル」「道徳とは無関係なこと」「道徳や倫理を超越していること」という意味です。

「インモラル」の例文

・『政治家のインモラルな行動が目立つ』
・『芸能人がインモラルなことをするとスキャンダルになる』
・『アイドルがインモラルな行動をするとは驚きだ』
・『社会人としてインモラルな言動を慎むべきだ』

「アンモラル」の例文

・『これは全くアンモラルな問題だ』
・『今の若い人達は全くもってアンモラルだ』
・『子供のうちからアンモラルな環境に住んでいる』
・『アンモラルな集団に関わらない様にする』

まとめ

今回は「インモラル」「アンモラル」について紹介しました。

「インモラル」「倫理・道徳に反する」「アンモラル」「倫理・道徳と無関係」と覚えておきましょう。