「集塵機」と「掃除機」の違いとは?分かりやすく解釈

「集塵機」と「掃除機」の違い二語の違い

この記事では、「集塵機」【しゅうじんき】と「掃除機」【そうじき】の違いや使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「集塵機」とは?

日曜大工や庭の手入れして出る木くずや葉を集めて掃除できるのが「集塵機」【しゅうじんき】と呼び、手で集めるよりゴミをきれいに片付けられます。

持ち運びが便利な小型から多くのゴミを集められる「集塵機」まで揃いますので、庭の広さやゴミの量を考えて大きさを選べるのが魅力です。

吸い込む力、パーツの違いだけではなく、電動工具が付いているため刈った木くずをそのまま吸い込める連動可能な小型タイプから地面にこぼれた液体まで吸い込める乾湿両用型まであり、用途に応じた「集塵機」が揃います。

「掃除機」とは?

部屋やリビング、廊下など家の中の床に落ちている小さなゴミを吸い取るのが「掃除機」【そうじき】であり、手軽に片手で動かしながら床の上を一瞬にしてきれいに掃除できるところ良さです。

より小型化され、本体とは別にゴミを入れるダストボックスのスティック型は軽いので階段の掃除に適していますし、サイクロン式は吸引力に優れており、長く続くのが魅力的です。

最近はパッと片手でゴミをまとめて捨てられるものやダストボックスを丸洗いでき、衛生的に使えるものも増えています。

「集塵機」と「掃除機」の違い

「集塵機」「掃除機」の違いを、分かりやすく解説します。

フィルターがかなり大きく、かさばるものでも吸い込めるよう作られているのが「集塵機」であり、「掃除機」では吸い込めない大きな木くずや葉っぱまでしっかり吸引しながら地面に落ちた葉っぱを集められる高度なパワーを持ちます。

外で使うものであり、砂や水、鉄くずまで吸い込めるタイプもあるので、工場や木材店、建築現場などにも適しています。

一方の「掃除機」は家の中で使うものであり、床の埃や小さな紙クズ、髪の毛やダニなどを吸い込んできれいに掃除するのに適しています。

長時間使える軽量コードレスタイプやお洒落なデザインのサイクロン方式なども人気です。

「集塵機」の例文

・『掃除機の電力が500Wなのに対して集塵機は300Wほどの電力で使えるのが魅力だ』
DIYのゴミもしっかり吸い込める「集塵機」は電力を使いそうですが、「掃除機」の方が倍程度使うのです。

・『電動カンナを使いたいときは集塵機の容量は大きなものにするとよい』
電動カンナを使うとたくさんの切りくずでダストボックスがいっぱいになりますので、容量は大きい方がいいでしょう。

「掃除機」の例文

・『1868年にシカゴで世界初の真空掃除機が誕生した』
手でレバーを引くことで気圧を変化させて負圧を作り出し、ゴミを吸い上げるタイプを「真空掃除機」と呼んでいました。

その後、特許を取得し、カーペット会社が使うようになりました。

・『日本では、公営団地が増え始めたことで掃除機が多くの人に受け入れられた』
畳みの部屋であった日本で「掃除機」が売れた理由は、ほうきで掃いて外にゴミを出せない団地の住人が掃除機を買って掃除したのがきっかけでした。

まとめ

家庭で使えるこの2つの電化製品は水を吸い込んだり、ゴミをそのまま捨てたりと使う人のことを考えて作られています。

そんな「集塵機」は外で使うものであり、木くずや切りくずを集めることに特化したもの、「掃除機」は家の様々な場所で使えて、絨毯やソファに付いたゴミもきれいに吸い取れる電化製品と覚えておくといいでしょう。