この記事では、「フラッペ」と「フラペチーノ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「フラッペ」とは?
「フラッペ」とは細かく砕いた氷と洋酒を合わせた飲み物、あるいは洋酒やシロップを掛けた氷菓です。
飲み物としての「フラッペ」はカクテルであり、シェイカーの中にお酒と細かい氷を一緒に入れて混ぜることもあれば、グラスに細かく砕いた氷を入れておいて、リキュールなどをそのまま注いだり、別で作ったカクテルを注いだりします。
そうしてお酒と一緒に細かい氷も飲み、液体だけでなく細かい氷の感触も楽しむのが飲み物としての「フラッペ」です。
またこれから転じて、細かく砕いた氷にアルコール以外の飲み物を注いだ飲み物も、日本では「フラッペ」と呼ばれています。
氷菓に関しては、洋風なかき氷と考えれば問題ありません。
微細な氷にシロップをかけ、更にアイスクリームや果物を乗せることもある、フランスのかき氷が氷菓としての「フラッペ」です。
「フラペチーノ」とは?
「フラペチーノ」とは先述の「フラッペ」とカプチーノを合わせた飲み物です。
一般的な名称ではなく、「フラペチーノ」を提供しているスターバックスのオリジナル商品の名前として作られた造語であり、商標登録もされています。
「フラペチーノ」の「フラッペ」は、細かく砕いた氷を入れておいたグラスに飲み物を注いだものという意味で、カプチーノはそのままエスプレッソコーヒーにクリーム状の泡立てた牛乳を注いだカプチーノです。
飲み物としての実体も名前通り、細かく砕いた氷が入った容器にカプチーノが注がれていて、上にクリームが乗っている飲み物となっています。
ただし日本のスターバックスでは、通常のコーヒーにクリームを乗せたものだけでなく、コーヒーの代わりに牛乳を注いであるものや抹茶を注いであるものといった商品バリエーションもあり、必ずしもコーヒー飲料とは限りません。
「フラッペ」と「フラペチーノ」の違い
「フラッペ」と「フラペチーノ」の違いを、分かりやすく解説します。
「フラッペ」は細かく砕いた氷が入っているお酒やコーヒーで、「フラペチーノ」は細かく砕いた氷が入っているカプチーノです。
「フラッペ」は様々なお店で提供されていますが、「フラペチーノ」はスターバックスが商標登録しているのでスターバックスでしか提供されていないオリジナル商品です。
また「フラッペ」はカクテルやリキュールといったお酒が使われているものもありますが、「フラペチーノ」は提供しているお店の都合上、アルコールが含まれていることはありません。
まとめ
元々細かい氷の食感も楽しめる「フラッペ」は人気のある飲み物で、「フラペチーノ」はそれを元に開発された独自の商品です。
「フラッペ」はその人気から元々の作り方であるカクテル以外にも、様々な飲み物を注いで作られるようになりましたが、「フラペチーノ」も「フラッペ」から派生して誕生した、「フラッペ」の一種と言えるでしょう。