この記事では、「塵芥車」と「パッカー車」の違いを分かりやすく説明していきます。
「塵芥車」とは?
ゴミ収集車、パッカー車などを指す言葉で、国土交通省としての用語が塵芥車となります。
基本的には荷箱にごみを圧縮する機能がついているものを指し、ごみ処理工場においてダンブ車のように荷箱を傾けて排出する機能が備わっています。
荷物やバラスト、雪などを運ぶことはありません。
サイズ的には2トン車から4トン車程度とそれほど大きいものはなく、作業性に配慮されている部分があり、かつては形状もいくつか種類があり、ゴミ捨て場のコンテナを運ぶスタイルのものなどもありましたが、現在基本的な形状は統一されつつあり、あまり特殊な形状のものはありません。
内部のごみの圧縮方式に関しては回転式とプレス式の二つがあります。
最近では消臭機能に力を入れたものもあり、地域での作業性や作業環境の向上が図られています。
「パッカー車」とは?
塵芥車が国土交通省として指す言葉ですが、パッカー車もごみ収集車を指す言葉となっています。
車のジャンル名として考えられ、公的機関以外でも導入できないわけではなく、工場などで使うというケースがあります。
公的機関以外が購入するケースではパッカー車という検索でも調べることは可能なため、言葉としての意味合いはほぼ変わらず、言葉としての用途はパッカー車のほうがやや広いと言えますが、決定的な使い分けをするようなシチュエーションはなく、仕事をしている組織内でどちらかの名前で呼んでいたらそちらの名前に従うべきと言えます。
大型パッカー車という区分けもあり、一般的に見るパッカー車よりもかなり長い荷箱を備えたものが存在しています。
こちらは民間企業が工場内などで使われるケースが多く、自治体が使うケースはほとんどありません。
いずれもトラック部分とパッカー車の荷箱、ごみ圧縮部分は別のメーカーで作られているという基本があります。
「塵芥車」と「パッカー車」の違い
「塵芥車」と「パッカー車」の違いを、分かりやすく解説します。
塵芥車とパッカー車は言葉の意味としてはほぼ同じもので、荷箱を装備し、ごみを圧縮して輸送し、排出する機能を持ったトラックのことを指します。
外見は近いもののペットボトル回収車、分別ゴミ回収車なども存在しており、これらも圧縮するという機能が装備されており、大別すると塵芥車に含まれます。
ハイブリッド式のものも登場しており、地下や住宅地の作業でエンジンを使わない事ができるというメリットが有り使用環境が改善されつつあります。
まとめ
塵芥車とパッカー車は意味としてはほぼ同じですが、中古車市場で検索する場合はパッカー車の方が検索しやすいとも言えます。
ただし決定的に塵芥車が検索しづらいということもありません。
意味は同じ言葉と言えるため、使用している環境では多くの人が呼ぶ方に合わせるべき言葉と言えるでしょう。