「様子」と「姿」の違いとは?分かりやすく解釈

「様子」と「姿」の違いとは?二語の違い

この記事では、「様子」「姿」の違いを分かりやすく説明していきます。

「様子」とは?

「様子」「ようす」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「外から見て分かるものごとの状態」という意味で、ぱっと見て何がどうなっているか分かる状態のことです。

2つ目は「人の身なり」という意味で、人が衣服や小物を身に付けていることです。

3つ目は「態度やそぶり」という意味で、人の気持ちが言動に表れることです。

4つ目は「何かが起きそうな気配」という意味で、すぐ後に何らかの変化が予想される兆候のことです。

上記に共通するのは「外から見て分かる状態」という意味です。

「様子」の使い方

「様子」「外から見て分かるものごとの状態」「人の身なり」「態度やそぶり」「何かが起きそうな気配」という意味で使われます。

名詞として「様子を見る・見た」「様子をうかがう」「様子を探る」「良い様子・悪い様子」などと使われます。

基本的に、外から見て分かるものごとの状態や、人の感情が言動に表れて分かることに使われる言葉です。

「姿」とは?

「姿」「すがた」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「人の体つき」という意味で、頭から足先までの体型のことです。

2つ目は「人の見た目全体」という意味で、衣服を付けた人の格好のことです。

3つ目は「身なり」という意味で、衣服も含めた人の印象のことです。

4つ目は「人の存在」という意味で、ある人がそこに存在して見えることです。

5つ目は「ものごとのありさま」という意味で、人や物の内容や変化の状態ことです。

上記に共通するのは「目に見える状態」という意味です。

「姿」の使い方

「姿」「人の体つき」「人の見た目全体」「身なり」「人の存在」「ものごとのありあさま」という意味で使われます。

名詞として「姿が見える・見えた」「姿を隠す」「姿を映す」「姿かたち」「立ち姿」などと使われます。

基本的に、人の見た目全体のことや、目に見えるものの存在や、ものごとのありさまに使われる言葉です。

「様子」と「姿」の違い

「様子」「外から見て分かるものごとの状態」「人の感情が言動に表れて分かること」という意味です。

「姿」「人の見た目全体のこと」「目に見えるものの存在」「ものごとのありさま」という意味です。

「様子」の例文

・『寝ている子供の様子をうかがいながら仕事する』
・『この地域の当時の様子を知る人はもういない』
・『彼はまだ食べ足りない様子である』
・『彼は迷惑をかけたのに反省する様子を見せない』

「姿」の例文

・『マザーテレサの献身的な姿に心を打たれる』
・『彼女は歩く後ろ姿も美しい』
・『最近彼は店に姿を見せない』
・『発表会で子供の成長した姿に目を細める』

まとめ

今回は「様子」「姿」について紹介しました。

「様子」「見て分かるものごとの状態」「姿」「目に見える存在全体」と覚えておきましょう。