「力士」と「相撲」の違いとは?分かりやすく解釈

「力士」と「相撲」の違いとは?二語の違い

この記事では、「力士」「相撲」の違いを分かりやすく説明していきます。

「力士」とは?

相撲取りのことを指す言葉で、相撲部屋に所属して大相撲に参加しているということが前提と言えます。

アマチュア相撲においては選手とも言いますが便宜的に力士ということはあります。

ちびっこ相撲のような地域開催のものも同様で厳密な意味での力士ではなくても力士と呼ぶケースはあります。

一方、大相撲の力士は選手と呼ぶことはありません。

番付が十両以上であれば関取と呼ばれることもありますが、相撲取り全般を指して力士と言います。

場所に出るのは一定の稽古をするものではありますが新弟子検査に合格すると本場所に出場が可能な点が他の格闘技とは異なり、単に力士になること自体は他の格闘技よりハードルが低いとも言えます。

ただし大成するには他の格闘技と同等以上の厳しさがある世界と言えるでしょう。

「相撲」とは?

土俵の上で二人の力士が組み合って闘う格闘技で足の裏以外が地面につく、体が土俵から出ると負けになってしまうという他の格闘技とはかなり異なる独特のルール、競技形式をとっているため、年間6場所、15日連続の興行が可能で全国巡業もできるところも大きな特徴と言えます。

ルールの単純明快さから真似事をするのも非常に簡単で、比較的安全に楽しむことができます。

相撲は取り組み数が多く土俵からでたら負け、倒れたら負けというルール上、番付の差、実力差を跳ね返すことができるところにも醍醐味があり、予想外の勝ち負けも多くあります。

番付昇進のシステムがあり、勝ち星の数、優勝した数、横綱審議委員会の判断によって力士は昇進していきますが、横綱にならない限りは降格があるというシステムとなっています。

番付というシステムも他の格闘技ではあまり見られないものとなっています。

「力士」と「相撲」の違い

「力士」「相撲」の違いを、分かりやすく解説します。

「力士」は選手のこと「相撲」は競技のことと大別することができ、相撲で闘うのは力士となります。

元力士は力士の経験があった人全般が名乗ることができます。

なお、アマチュア相撲は選手ということもあります。

現在日本においては相撲以外の競技で日本語での力士が闘うことはできず、元力士でないと他の格闘技で闘う事はできません。

相撲は本場所、巡業などがあり、他の格闘技と比べて圧倒的に取り組み数が多く、全国で見られるところもポイントと言えるでしょう。

相撲と力士は切り離せて考えられる関係性ではありません。

まとめ

土俵の上で闘う人を力士といい、その興行を大相撲と言います。

相撲という言葉は競技全体を指しますが、長い相撲になったというような取り組みひとつを指すケースもあります。

力士になるには相撲部屋への所属が必要で、新弟子検査に受かることが必須です。

新弟子の比較的早い段階から大相撲に参加することができ、その日の取組の最初の方では力士の体つきではない同士の取り組みが見られます。