「なのに」とは?言い換えを徹底解釈

「なのに」とは?言い換え

この記事では、「なのに」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。

「なのに」という言葉の意味

断定の意味を持つ連体形の「な」と、逆説の意味で使われる接続助詞「のに」を組み合わせた「なのに」という言葉は、前述した事柄に続けて矛盾している事柄を述べる際に使われる文言で、2つの対立している事柄だったり、予想だにしないできごとなどを表す際に使われています。

「なのに」という言葉の1つ目の意味は、「〇〇であるのに」「〇〇だけれど」です。

2つ目は「それなのに」という言葉から「それ」を省略した言葉として使われています。

「なのに」の類語や言い換え

「なのに」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。

・『しかし』
前に述べた事柄を受けて、それと相反することを述べる際に用られる言葉で、「そうではあるが」「けれども」などを意味する文言です。

・『だけど』
「そうではあるものの」などの意味を持つ「だけれど」のくだけた言い方で、先に起こった事柄に対して、後の事柄が反対を示す内容であることを表す接続詞として使われています。

・『ところがどっこい』
確実にそうなると思っていたのに、全く正反対の結果になった際に用いられる表現で、「そうはいかない」「どんでん返し」などの意味で使われる文言になります。

・『とはいえ』
逆接の確定条件を表わす文言で「とは言うものの」「そうは言っても」などという意味合いで使われています。

「なのに」の類義語

「なのに」の類義語は以下の通りになります。

・『むしろ』
漢字では「寧ろ」と表記し、2つ以上の物を比較した上で「どちらかといえば」「かえって」などと言う意味で使われる言葉です。

・『そのくせ』
前述した事柄から期待されている内容とは違った事を述べる際に用いられる言葉で、「それでいながら」「それにもかかわらず」などの意味で使われています。

・『逆に』
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉で、「かえって」「むしろ」などと言う意味合いで用いられる表現になります。

・『されど』
「そうではあるが」「しかしながら」などを表す言葉で、前述した事柄に対して、相反する内容であることを表す際に用いられる表現です。

まとめ

今回は「なのに」という言葉について紹介しました。

「なのに」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。