この記事では、「カンパ」という言葉の意味や類語などについて分かりやすく説明していきます。
「カンパ」という言葉の意味
「カンパ」という言葉は、英語で使われている「campaign(キャンペーン)」から派生したロシア語の「カンパニア」という語の略称です。
「市民に政治的な活動や闘争などを促して寄付を募る」という意味合いの「カンパニア」を語源とする「カンパ」という語は、日本語では「資金集め」というニュアンスで用いられている文言になります。
「カンパ」という言葉の1つ目の意味は、「大衆運動への誘いや呼びかけ」です。
2つ目は「募金活動」などという意味合いで使われています。
「カンパ」の類語や言い換え
「カンパ」という言葉の類語や言い換えは以下の通りです。
・『ご厚志(こうし)』
「相手に対する深い思いやり」や「他人への温かい親切心」などを表し、ビジネスシーンにおける歓送迎会や忘年会などで、主賓(しゅひん)が幹事に渡すお金、あるいは上司や役員などから渡される物品などを指して使われています。
・『寄付/寄附(きふ)』
自分の意思で金銭や物品などを無償(むしょう)で提供する際に用いられる言葉で、主に「公共事業や寺社などに金銭や物品などを贈る」さまや「金品を無償で提供する」様子などを表す言葉になります。
・『義援金(ぎえんきん)』
主に自然災害などの被害にあった人や国家などに金銭を送って支援するさまを表し、「被災した人たちに分配されるお金」や「被災した地域を援助するための金銭」などを示す言葉です。
・『足長おじさん』
1912年にアメリカで刊行された、孤児院出身の少女を陰ながら助けるという内容の児童文学作品である「あしながおじさん」を由来とする言葉で、「孤児院などに寄付をする制度」や「陰ながら応援してくれる人」などを示す文言になります。
「カンパ」の類義語
「カンパ」の類義語は以下の通りになります。
・『募金』
文字どおり「お金を募る(つのる)」という意味の言葉で、「寄付金を集める行為」や「ある目的のために広くよびかけてお金集める」さまなどを示す文言になります。
・『浄財(じょうざい)』
「主に宗教団体や慈善団体などに贈る金銭」や「見返りを求めずに差し出される寄付金」などを表し、人がもつ煩悩(ぼんのう)の一つとして数えられる「お金に対する執着(しゅうちゃく)」を無くして、人としての徳を積むという意味合いで用いられる文言です。
・『お賽銭(さいせん)』
「願い事やお祈りなどを叶えてもらうためのお礼として神さまや仏さまなどに捧(ささ)げる金銭」を表し、元々はお金の代わりに、お米や衣服、お酒、武器などを奉納(ほうのう)していました。
・『布施(ふせ)』
仏教用語で「施し」や「相手の利益になるように教えを説く」さまを表し、転じて「自分の大切な物を提供する」様子や「他人などに無償で与える物品」などを示す言葉になります。
まとめ
今回は「カンパ」という言葉について紹介しました。
「カンパ」という言葉の本来の意味や類語などをよく理解して、日常的に使いこなせるようにしましょう。
