この記事では、「できない」と「役立たず」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「できない」とは?
自分の能力では不可能であると思う状態を「できない」といいます。
「裁縫はできない」というように、服を切って縫うという作業は難しいと思う状態を伝えるのです。
また、「恋人ができない」といえば恋愛がうまくできず、付き合えないと伝えられます。
このように、自分は人見知りなのでうまく人間関係が築けない、不器用なため細かい作業は無理と伝えられるのです。
「役立たず」とは?
人が手伝って欲しいと思うので手を貸しても、かえって足手まといになってしまうことを「役立たず」【やくたたず】といいます。
仕事しても中身がなく、質が悪いものを提出したり、片付け方も分からないので時間がかかり、周囲の足を引っ張る人を指すのです。
このようなところから、職場で働いていたとしても周囲から求められるだけの存在価値がない人を指します。
使い方としては、「お前は役立たずだ」と目上の者が飽きれた感情を込めてぶつける場面で使う言葉です。
「できない」と「役立たず」の違い
ここでは「できない」と「役立たず」の違いを、分かりやすく解説します。
能力が無いので難しい作業は無理、顔が不細工で恋愛相手が見つからないといった場面で使うのが「できない」です。
職場では「会計の仕事はできない」と、専門的な仕事は受け付けられないと伝えられます。
もう一方の「役立たず」は人の役に立たない者を馬鹿にするとき使うのです。
まともに組み立てられないは、人を目的地に連れて行けません。
それほどいても邪魔な存在に感じる人を指します。
「できない」の例文
・『妹は酷い音痴なので、普通に歌えない』
・『内向的な彼は、声をかけて人と楽しく会話ができない』
「役立たず」の例文
・『役立たずな部下は新入社員よりも無知で知識が乏しい』
・『すぐ故障したお掃除ロボットは役立たずに終わった』
まとめ
うまく物事がやれない人を指しますが、どのような動きを見せるか確かめれば、どう使えばいいか分かってくるでしょう。