この記事では、「石垣」と「石積み」の違いを分かりやすく説明していきます。
「石垣」とは?
「石垣」とは、石を組み上げて作った壁のことで、お城の堀がこのような作りになっているのが有名です。
一般の住宅の壁に使われていることもあり、色々な石をうまく組み合わせて壁としている状態に使う言葉になります。
そううまく天然の状態のまま壁として石を組み上げられるものでもなく、その為の加工がされていると考えていいでしょう。
洞穴の外壁がこのようになっている場合には、墓として作られた場所だと解釈することができます(昔の身分のある人の墓はそのような作りでした)。
「石積み」とは?
「石積み」は、「石垣」のように壁のように見える石の積み重なり、またはそのような遊び、競技などを指して使う言葉です。
「石垣」とするには、先のようにそれぞれの石を加工し、接着まできちんと行っていますが、「石積み」という表現で表されるそれは、天然の状態のまま積み重ねられていると考えていいでしょう。
中には多少加工が加わっている場合もありますが、接着が行われていると「石積み」とは呼ばないことが多いです。
また、遊びや競技としては、どれだけ倒さずに天然の石を積み上げていけるかという内容になります。
普通に考えて、とても積めないような状態に重ねて芸術性の競うような場合もあります。
「石垣」と「石積み」の違い
「石垣」と「石積み」の違いを、分かりやすく解説します。
「石垣」は、石によって作られた壁のことで、その為の加工や接着によって完成するものです。
「石積み」の方は、天然の状態のまま石が積み重ねられ、壁のような状態になったものに使う言葉になり、自然にできたものと、人為的に作られたものに分かれます。
まとめ
「石垣」と「石積み」は、このような違いになります。
人の手によって「石積み」とした時には、多少の加工はしてあると考えるのが普通です。