この記事では、「こなす」と「遂行する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こなす」とは?
課された物事などを適切に処理することを意味する言葉です。
「こなす」という言葉自体に「物事をうまく処理する」という意味合いがあるため、基本的に自分の行動を表現する言葉としての使い方はあまり好ましくありません。
自分の行動に対して使う場合、別の言葉を使った方が自然に収まることが多いからだと言えます。
「こなす」という言葉は、他者の行動を表現する場面で使われることが多いと考えられます。
「遂行する」とは?
最後まで物事をやりとげることを意味する言葉です。
途中でドロップアウトせずに、スタートしたらゴールまで走り抜けるという印象を与えます。
「遂行する」という場合は、自分が与えられた仕事や今自分がやるべき事全てをもれなく全てこなしていることになります。
つまり中途半端な状態で諦めることは許されず、徹底的にすべての業務をこなすという意味です。
「こなす」と「遂行する」の違い
「こなす」と「遂行する」の違いを、分かりやすく解説します。
「こなす」と「遂行する」は、どちらも物事をやり遂げるという意味で使われる言葉ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。
「こなす」は、課された仕事や物事を適切に処理するという意味で、量や質に関係なくこなしていく印象を与えます。
その一方で、「遂行する」は、目的や義務を果たすという意味で、責任感や困難さが伴うという点で違いがあります。
「こなす」の例文
・『まずは数をこなすことが、成功への1番の近道だ』
・『彼は何でもそつなくこなすが、イマイチ弾けないという意見もある』
「遂行する」の例文
・『彼はいつだって、任務を確実に遂行する男だ』
・『彼は自分の目標を遂行するために、ひたすら努力を続けている』
まとめ
「こなす」と「遂行する」は、どちらも物事をやりとげるという意味がありますが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「こなす」は、仕事や勉強などをテンポよく進めていくという意味があります。
その一方で、「遂行する」は、最後まで物事をやりとげるという意味があります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
