この記事では、「だんだん」と「そろそろ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「だんだん」とは?
「だんだん」とは状態が少しずつ変化していく様子を表す言葉です。
いくつか段があるものを指す言葉である段々から来ており、その段を一つひとつ登ることで少しずつ上昇していくように、順を追って変化していくことという意味の言葉になりました。
変化の速度は遅いものの確実に変わっていっているものに対して使われます。
「そろそろ」とは?
「そろそろ」とは静かにゆっくりと動くことや、特定の時期や状態になりつつあることを表す言葉です。
ゆっくりと遅い速度で動くことという意味の類語は他にもありますが、それが静かであるというのが「そろそろ」の特徴になります。
時期や状態を指す言葉としては変化していることを指すというよりは、変化した結果そうなっているという状態を指す言葉です。
「だんだん」と「そろそろ」の違い
「だんだん」と「そろそろ」の違いを、分かりやすく解説します。
状態が少しずつ変化していく様子が「だんだん」で、特定の時期や状態になりつつあることが「そろそろ」です。
慣れてきたなどの変化することを表す言葉に対してはどちらも使われることがありますが、「だんだん」はそういった変化の途上にあることを強調して使われ、「そろそろ」はそういった変化をした状態になったことを強調して使われます。
「だんだん」の例文
・『だんだん暗くなってくる時間だ』
・『だんだん眠くなってきた』
「そろそろ」の例文
・『そろそろ寝る時間だ』
・『もうそろそろ晩ご飯にしよう』
まとめ
「だんだん」はどのように変化しているかを表しているのに対して、「そろそろ」は変化したことでどんな状態になっているかを表している言葉だと考えると、それぞれにどんな違いがあるのかわかりやすいでしょう。
自分で使う時には変化しつつあることを強調したいなら「だんだん」を使い、変化したことでそうなったことを強調したいなら「そろそろ」を使うというように使い分けできます。
