この記事では、「活かす」と「活用する」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「活かす」とは?
その物が備える機能を十分に活用することを「活かす」【いかす】といいます。
例えば、掃除機が持つダニ退治機能を使って布団に付着する虫を死滅させて、快適な状態で使うのです。
このような意味から「経験を活かす」といって、過去に積んだ経験からいかに作業を順調に素晴らしい商品を作るかに目を向けて使われています。
このように、色々な場面でうまく能力を発揮させて、物事をうまくできるようにするのです。
「活用する」とは?
うまく状況に合わせて物が持つ機能をいかし、働かせることを「活用する」【かつようする】といいます。
人間の場合は能力を発揮できるよう適した仕事を与えて成果を出すのです。
そのためには過去の記録や情報なども十分に取り入れます。
他にも「災害のために資源を活用する」といって、ため池の水を被災者のために使ったり、薪を燃料として使うのです。
「活かす」と「活用する」の違い
ここでは「活かす」と「活用する」の違いを、分かりやすく解説します。
物自体が持つ機能や動きをうまく引き出すことを「活かす」といいます。
除湿機の機能を「活かす」と部屋の空気がからっと吸いやすくなるように、うまく機能を使ってみる状況で使われているのです。
ここから「今後の作業に活かす」といった使い方もして、いかに効率よく仕事するために使われています。
もう一方の「活用する」は情報や資料を仕事のために活用したり、資源をうまく人々の生活に取り入れるのです。
「活かす」の例文
・『高校時代に身に付けた俊敏力を職場で活かす』
・『災害時、何があれば不便はないか調べて今後に活かす』
「活用する」の例文
・『専門家が予測した情報を今後の地震予測で活用する』
・『結婚の相手を探す女性が気軽にアプリを活用する時代だ』
まとめ
「活」を使っていますが、「活用」になるとまた違った使い方ができるようになります。
どういった場面で意味をうまく「活かして「活用する」かに目を向けて使ってみましょう。
