この記事では、「疑問」と「懸念」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「疑問」とは?
ある事柄に対して持つ疑い、問うことを「疑問」【ぎもん】といいます。
例えば、本当にその答えで合っているのか考えて疑うのです。
また、相手の言っていることが事実であるかを疑い、本当か真実を追求するという意味でも使われています。
使い方としては、「相手の行動に疑問を感じる」といって、どこか怪しげな動きを見せる人に対して使う疑いの気持ちをぶつけるのです。
「懸念」とは?
問題が起きたとき、そのままにしていて大丈夫なのかと心配することを「懸念」【けねん】といいます。
悪い状況から将来的にどうなってしまうのか考えただけでも不安になる要素が取り立たされるのです。
使い方としては、「懸念を示す」といえば、相手に自分が不安に思う気持ちを分かりやすく態度や言葉で伝えます。
そんな「懸念をうまく払拭する」ために、具体的な方法を見つけて実践するのが大事なのです。
「疑問」と「懸念」の違い
ここでは「疑問」と「懸念」の違いを、分かりやすく解説します。
相手の言っていることや考えに疑いの念を持つことを「疑問」といいます。
本当に言っていることは真実なのか、嘘はついていないか問うときに使うのです。
もう一方の「懸念」は不祥事を起こした企業とこのまま取引しても大丈夫か不安に感じることを指します。
「強い懸念を抱く」といえば不信感を抱き、将来への不安を考えると契約を続けるか迷う場面で使うのです。
「疑問」の例文
・『話しの内容に疑問を持つ姉は、相手の素性について調べた』
・『周囲の動きに合わせようとしない人の考え方に疑問を感じた』
「懸念」の例文
・『懸念を示す会社にはしっかり説明して不安感を与えない』
・『この道路の安全性はなされているか懸念される』
まとめ
不安を感じるところは同じですが、疑いを持つか、不安に感じるかに違いがあります。
どのような場面で使うかに着目して、使い分けてみるといいでしょう。