この記事では、「トラウマ」と「ptsd」の違いを分かりやすく説明していきます。
「トラウマ」とは?
トラウマは、traumaと英語表記をされている言葉です。
というか英語のtraumaをカタカナ表記にして、日本語化したのがこのトラウマだったりします。
以上の事からトラウマは、精神的外傷を意味する言葉であり、ショックや恐怖等で精神に受けた傷を示すのです。
「ptsd」とは?
ptsdは、ピーティーエスディーと読むのが正解な言葉となっています。
posttraumatic stress disorderを略したのがこのptsdであり、日本語にすると心的外傷後ストレス障害という表現になるのです。
そんなptsdは、戦争や災害、犯罪に巻き込まれる等の強烈な体験をした事で生じてしまう、心身の障害を表します。
「トラウマ」と「ptsd」の違い
「トラウマ」と「ptsd」の違いを、分かりやすく解説します。
トラウマとptsdの文字表記を並べた上で見比べを実行してみると、使用している文字も読み方もまるで違う言葉同士であると直ぐに気付けるものです。
所がどちらも精神的な傷を意味する言葉であり、表現する意味には似ている部分がある点がややこしかったりします。
ただし意味のニュアンスには違いがあり、トラウマは心に傷を負っているものの次第に回復が見られる症状です。
もう一方のptsdは、心の傷がストレス障害へと進んでしまい、症状から抜け出せない状態を表します。
「トラウマ」の例文
・『練習中にアキレス腱を切ったのがトラウマとなり、今でも全力で走るのが怖いです』
・『彼は学校でのいじめがトラウマとなり、もう2週間以上引きこもっています』
「ptsd」の例文
・『彼女は子供の頃に凶悪犯罪に巻き込まれた事で、ptsdを発症しました』
・『ptsdは薬により、症状の緩和が行えるそうです』
まとめ
2つの言葉には共通する文字はなく、読み方も似ている訳ではありませんが、どちらも心の傷を指し示す言葉です。
表現する意味には似ている所はありますが、ニュアンスに相違点を見出せるので、その点を踏まえれば問題なく使い分け出来ます。
ちなみにトラウマは、精神的な傷により症状がある程度続くものの次第に回復する状態です。
対するptsdは、心に負った傷がストレス障害へと進行して抜け出せない状態を意味します。