この記事では、「大人しい」と「落ち着いている」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大人しい」とは?
大人しいとは、性質や態度などが従順で穏やかなことをいいます。
人柄や性格などを表す時に用いられることが多いですが、「大人しいデザイン」というように物に対して用いられることもあります。
大人しいは「大人」を形容詞化した言葉で、元々は成熟していて落ち着いていることを表していました。
そこから大人びているという意味になり、従順であることを指すようにもなったのです。
また、大人しいには騒いだりしないで静かという意味もあります。
「落ち着いている」とは?
落ち着いているとは、心情などが動揺していなくて安定した状態にあることやそういた状態、態度のことをいいます。
また、動いていたものが安定した状態になることを指す場合もあります。
「大人しい」と「落ち着いている」の違い
大人しいは従順で穏やかなことで、落ち着いているというニュアンスも含まれています。
落ち着いているは安定した状態にあることを表します。
大人しいは良い意味で用いられることもありますが、活動的ではない等ネガティブな意味で用いられることもあります。
落ち着いているは、ポジティブな意味で用いられることが多いです。
「大人しい」の例文
・『いつも騒々しい子ども達が大人しいのはアニメに夢中になっているからだ』
・『彼は大人しい性格で、ほとんど親に反抗することはない』
・『彼女にしては大人しいデザインのドレスだと思う』
「落ち着いている」の例文
・『地震があったけれど、彼女は落ち着いている』
・『トラブルがあっても彼は落ち着いていて、的確に指示を出している』
・『こんな時に落ち着いているなんておかしい』
まとめ
大人しいは穏やかで従順なことで、落ち着いているは安定した状態にあることです。
大人しいには落ち着いているといったニュアンスも含まれています。