「途中」と「途上」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「途中」と「途上」の違いとは?言い換え

この記事では、「途中」「途上」の違いを分かりやすく説明していきます。

「途中」とは?

「途中」とは物事が始まってから終わるまでの間です。

始まった直後でもちょうど中間程度でも終わる直前であっても、始まってから終わるまでの間なら途中と言えます。

またどのような物事かを問わず、良い変化でも悪い変化でも関係なく、何事に対してでも始まりから終わりまでの間であれば使える言葉です。

「途上」とは?

「途上」とは目標に向かったり進歩することにおいての、始まってから終わるまでの間です。

元々は道路の上という意味でしたが、それが転じて目的や目標へ到達するまでの間や、それに近付いている間という意味が生まれました。

物事が進んでいる最中という意味なので、ポジティブな意味合いで使われることもしばしばある言葉です。

「途中」と「途上」の違い

「途中」「途上」の違いを、分かりやすく解説します。

物事が始まってから終わるまでの間が「途中」で、目標に向かっている間や進歩している間が「途上」です。

「途中」はどんな物事に対しても使える言葉ですが、「途上」は目標に向かっていることや進歩していることに関してだけ使えるという対象が限定的な言葉になります。

そのため「途中」という言葉が含む意味の中に「途上」も含まれるという関係性です。

「途中」の例文

・『まだ工事してる途中だから通れないようだ』
・『彼は未だに成長の途中にある』

「途上」の例文

・『経済的な発展の途上にある国』
・『成長の途上にある選手』

まとめ

どちらも物事が始まってから終わるまでの間という意味では同じですが、どんな物事にでも使えるのが「途中」なのに対して、「途上」は目標への前進や進歩に関して使われる言葉というのが両者の違いだと覚えておきましょう。

なので「途上」「途中」と言い換えても問題ありませんが、「途中」「途上」に言い換えると表現がおかしくなることも少なからずあります。