この記事では、「厄介」と「迷惑」の違いを分かりやすく説明していきます。
「厄介」とは?
自分が面倒に感じたり、解決するのに手間がかかったりすることを意味する言葉です。
「厄介」という言葉は、主に自分の立場から見た際に使用されます。
類語には、「面倒」、「煩わしい」、「持て余す」などがあります。
「迷惑」とは?
他人の行為や存在によって、不快になったり困ったりすることを意味する言葉です。
「迷惑」という言葉は、主に他人の立場から見た際に使用されます。
類語には「不愉快」、「困惑」、「邪魔」などがあります。
「厄介」と「迷惑」の違い
「厄介」と「迷惑」の違いを、分かりやすく解説します。
「厄介」と「迷惑」という言葉は、どちらも何かに困るというニュアンスがありますが、使用される場面や意味合いに違いがあります。
「厄介」は、相手が強い、ややこしい、面倒などの理由で困ることや嫌なことを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「迷惑」は、自分や他人が不快になることや困ることを表現する際に使用する言葉です。
また、「厄介」は相手に対する敬意や恐れを含むことが多く、「迷惑」は相手に対する不満や怒りを含むことが多いと言えるでしょう。
「厄介」の例文
・『厄介なことに、彼女の母親と鉢合わせてしまった』
・『これ以上、厄介なことに巻き込まれたくない』
「迷惑」の例文
・『公共の場で、大声を出して話すことは、あまりにも迷惑だ』
・『迷惑系YouTuberという存在は、迷惑を通り越して目障りだ』
まとめ
「厄介」と「迷惑」は、似たような意味をもつ言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。
「厄介」は、扱いに手数がかかり、わずらわしいことや、他人の世話になることを表現する言葉です。
その一方で、「迷惑」は、人のしたことで不快になったり困ったりすることや、そのさまを表現する言葉です。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。
