「文言」と「文章」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「文言」と「文章」の違いとは?言い換え

この記事では、「文言」「文章」の違いを分かりやすく説明していきます。

「文言」とは?

「文言」とは文字や言葉の組み合わせです。

言葉と言葉を組み合わせた塊そのものというよりは、その塊の中にどのような組み合わせの言葉が使われているかを指します。

そのため言葉遣いや言い回しを指して使われることもありますが、文中に使われている単語一つを取り上げて指すこともあるでしょう。

文字や言葉を組み合わせてできた全体像ではなく、その一部だけを取り上げるのに使う言葉です。

「文章」とは?

「文章」とは複数の文字や言葉を組み合わせた塊です。

どのような言葉を使っているかやどのような言い回しをしているかを指す言葉ではなく、言葉と言葉を組み合わせた塊そのものを指しています。

塊の大きさは問わずこの記事で言えば記事全体を指しても使えますし、各見出しの下に書かれている言葉の塊や、その中の句点で区切られているそれぞれの塊など、それぞれ言葉の塊としての大きさは全く違いますが、どれもが「文章」です。

「文言」と「文章」の違い

「文言」「文章」の違いを、分かりやすく解説します。

複数の言葉や文字を組み合わせた塊において、どういった言葉を使っているかどのような組み合わせをしているかを指すのが「文言」で、言葉や文字の塊そのものが「文章」です。

「文言」は言葉が塊になっていることよりもどのような言葉がどのように組み合わさっているかのほうが重要ですが、「文章」は言葉が塊になっていることが重要であってどのような言葉が組み合わさっているかは重要ではありません。

「文言」の例文

・『失礼にならないよう文言に気をつける』
・『著書にある文言についてお尋ねします』

「文章」の例文

・『文章から著者の心境を読み取る』
・『読者が飽きないような文章を書きたい』

まとめ

どんな言葉をどのように組み合わせて塊にしているかが「文言」で、単純に複数の言葉でできた塊を指す言葉が「文章」です。

複数の言葉がまとまっていることよりもどのような形で繋がっているかが重要なら「文言」、塊になっていればどんな形でもいいなら「文章」と使い分けられます。