この記事では、「無難」と「普通」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無難」とは?
無難とは、欠点がないことをいいます。
特別に優れているわけではないものの、これといった欠点がないことを表しています。
また、無難は危険がないことや間違いがないことを表す場合もあります。
無難は難が無いという意味の言葉ですが、「難」という漢字は「災い、災難、欠点」といった意味を持っています。
「普通」とは?
普通とは、ごくありふれていることや特に変わっていないことをいいます。
広く通用する状態を表しており、普通の「普」には「あまねく、広く」といった意味があります。
「たいてい」とか「通常」といった意味で用いられたりもします。
また、普通は優れているわけでも劣っているわけでもなく、標準にあることを表す場合もあります。
「無難」と「普通」の違い
無難も普通もごくありふれていることを表す言葉です。
無難は欠点がないといったニュアンスが強いですが、普通は標準的であるというニュアンスが強いです。
また、無難には危険がないといった意味もあります。
「無難」の例文
・『初めて登る山なので、登りやすい無難なコースを選びました』
・『会議では様々な提案がなされましたが、結局一番無難なプランに決定しました』
・『面接の服装は自由とのことですが、スーツを着て行くのが無難だと思います』
「普通」の例文
・『彼女はモデルをしているので、やはり普通の人よりも華やかな雰囲気があります』
・『犬は普通散歩が好きですが、我が家の愛犬は散歩に行ってもすぐに帰りたがります』
・『私は有名店の料理を食べるより母が作る普通の食事の方が美味しいと思います』
まとめ
無難も普通もごくありふれていることを表しています。
無難は欠点がないというニュアンスが強いですが、普通は標準的であるというニュアンスが強いです。
また、無難には危険がないという意味もあります。