「告発」と「告白」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「告発」と「告白」の違いとは?言い換え

この記事では、「告発」「告白」の違いを分かりやすく説明していきます。

「告発」とは?

告発は「こくはつ」と読みます。

「発信する」という意味合いの「発」が含まれているので、広くお知らせすること、世の中の人に知ってもらうために申し立てることを述べています。

とくに事件になる前に被害者の方が声をあげることも「告発」と呼んでいます。

「暴く、暴露する」というニュアンスもあるので、良い内容を世の中に知らしめるというより、不祥事や惨事、パワハラやセクハラを知らしめるという意味が強くなります。

「告白」とは?

告白は「こくはく」と読みます。

ずっと胸の中に閉じ込めていた思いを、せきららに伝えることをいいます。

言いにくい事実を正直に話すという意味では、カミングアウトに似ているのが「告白」といえるでしょう。

また「異性に告白する」と使われるように、好きな人に愛する気持ちを打ち明けることも「告白」といいます。

「大好きです。

付き合ってください」
と思いを告げることを指します。

恋愛ドラマ、恋愛漫画に出てくる、お決まりのシーンといえるでしょう。

「告発」と「告白」の違い

「告発」「告白」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも「告げる」という意味の「告」が混じっています。

この表現には「知らせる、相手に分かってもらう」というニュアンスが含まれています。

そのため告発も告白も、文字だけを見ると似ているように感じられます。

ただ告発は政治家の不祥事や芸能界の闇など、ネガティブニュースに多く使われます。

告白は個人の悩み、思いをあらわす表現で、ポジティブな意味も含まれています。

その違いを学んでおきましょう。

「告発」の例文

・『被害者の告発を受けて、警察も動き始めました』
・『週刊誌の告発をきっかけに、その政治家は辞職に追いやられました』

「告白」の例文

・『彼女の告白によって、その場にいる人の顔つきが変わりました』
・『明日はバレンタイン。好きな人に告白する予定です』

まとめ

「告発」「告白」について解説しました。

気になる表現の差を学んで、日常会話に役立てていきましょう。