「招集」と「参集」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「招集」と「参集」の違いとは?言い換え

この記事では、「招集」「参集」の違いを分かりやすく説明していきます。

「招集」とは?

招集とは、人を招き集めることをいいます。

「関係者を招集する」といった使い方をします。

招集の「招」には「まねく、呼び寄せる」といった意味があり、「集」には「あつまる、あつめる、つどう」といった意味があります。

また、法律で会議を成立させるために構成員を集合させる手続きのことも招集と呼んでいます。

地方公共団体における議会や株式会社の株主総会、取締役会などで用いられます。

「参集」とは?

参集とは、大勢の人が集まって来ることをいいます。

参集の「参」には「まいる、あつまる」という意味があり、「集」にも「あつまる」という意味があります。

大勢の人が一か所に集うことを表しています。

特定の場所に集まって欲しい時等には、「ご参集ください」といったりします。

「招集」と「参集」の違い

招集も参集も人が集まってくることを表す言葉です。

招集は人を招いて集めていますが、参集には招くというニュアンスはありません。

参集はただ集まることを表しています。

人を集める時には招集を使い、自分がその場に行って集まる場合には参集を使います。

「招集」の例文

・『彼はサッカー日本代表のメンバーに招集されました』
・『株主総会の招集を知らせる連絡はまだ届いていません』
・『試合が近いので休日も練習しようと思い部活のメンバーを招集しました』

「参集」の例文

・『お時間となりましたので、大広間にご参集いただきたく存じます』
・『ゲリラライブを行ったら沢山の人が参集しました』
・『表彰式が始まりますので、受賞者は指定の場所にご参集ください』

まとめ

招集も参集も人が集まることを表しています。

招集は人を招いて集まることで、参集は大勢の人が一か所に集まることです。

招集には人を招くというニュアンスが含まれますが、参集にはそういったニュアンスはありません。