「生きがい」と「やりがい」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「生きがい」と「やりがい」の違いとは?言い換え

この記事では、「生きがい」「やりがい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「生きがい」とは?

「生きがい」とは生きる上での喜びや張り合いとなる物事です。

そういった物事があるからこそ人生を楽しめる、辛くてもその物事のために頑張れるというようなものを指します。

美味しい食事のような些細な事から、祖国の繁栄のような大仰なものまで人によって「生きがい」は千差万別で、その人にとっての人生のモチベーションを維持させる要素が「生きがい」です。

「やりがい」とは?

「やりがい」とは物事に対する張り合いや楽しみです。

なんらかの仕事や行為といった事柄に対して使われ、こういった要素がやる気に繋がっている、こういったことが楽しいというような要素を指します。

行為に対するモチベーションの発生源であり、特にその行為を完了させたときや成果が出た時の達成感や満足感といった充実感であったり、自分がそうするべきであるという使命感などが主な「やりがい」です。

「生きがい」と「やりがい」の違い

「生きがい」「やりがい」の違いを、分かりやすく解説します。

人生におけるモチベーションの源が「生きがい」で、物事に対するモチベーションの源が「やりがい」です。

「生きがい」は人生という大きなスケールを主体にして生き続ける理由や死にたくない理由を指し、「やりがい」は特定の行動の一つひとつを主体にしてやる気の源を指しています。

「生きがい」の例文

・『子の成長を見守るのが生きがいだ』
・『晩酌だけを生きがいにして生きている』

「やりがい」の例文

・『客の喜ぶ顔が見えるのはやりがいに繋がっている』
・『今度の仕事はやりがいがありそうだ』

まとめ

「生きがい」「やりがい」は人生そのものが主体になっているのか、人生における何らかの行動が主体になっているのかというスケールの違いが言葉の違いになっています。

人生そのものについて語るなら「生きがい」、仕事や趣味のような物事について語るなら「やりがい」が適しているでしょう。