「利率」と「利回り」の違いとは?分かりやすく解釈

「利率」と「利回り」の違い金融・経済

この記事では、「利率」「利回り」の違いを分かりやすく説明していきます。

「利率」とは?

「利率」とは?

「利率」とは、金銭の貸借において、借りている元金の他に支払う「利子」の率、もしくは逆に、貸している側の利益となる元金以外に得ることができる同じく利子(利息)の率となります。

現在では、現金、ローンを提供する側は年間計算の「年率」で表示することが義務付けられている為、それらにおいては「年率」という表記になっています。

これが18%だとすると、1万円相当を30日間借りた時の利子は約150円の計算です(年間で18%なので、30日では1.5%程度となる為です)。

尚、現金、ローンに関わらず、「最高利率」は10万円未満の場合は年率にして20%以下、10万円から100万円未満では18%以下、100万円以上になると15%以下と定められています。

「利回り」とは?

「利回り」とは?

「利回り」は、定期預金や各種の投資、運用において、元金以外に得られる「利率」のことです。

こちらも「年率」のことが多く、例えば、「100万円の定期預金で、0.2%程度の利回りしかない世の中になった」のような使い方になります。

よって、「利率」を得られる場合にのみ使う言葉だと考えてください。

ただし、定期預金は元本保証があり、まず確実に予定通りに得ることができますが、投資や運用では逆にマイナスになってしまう場合もあり、期待した通りになるとは限らないので注意が必要です。

「利率」と「利回り」の違い

「利率」と「利回り」の違い

「利率」「利回り」の違いを、分かりやすく解説します。

「利率」は、貸し借りに関わらず、元金以外に支払う、得ることができる分に共通して使える表現で、「利回り」は、得ることができる場合にのみ使える言葉となっています。

その為、「利回り」は、それだけある、得られるという使い方になることが多くなっています。

まとめ

まとめ

「利率」「利回り」は、このような違いになります。

「利率」は、実質的には「年率」のことだと考えて構いません。