この記事では、仮想通貨の「リブランディング」と「ブランディング」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リブランディング」とは?
「リブランディング」とは、既存の仮想通貨のイメージアップの為に、その名称自体や、公式のロゴマークを変更することです。
具体的な例では、過去に「ダークコイン」という通貨が「DASH」と名称変更したことがこれに当たります。
「ダークコイン」という名前ではイメージが悪かったのか、公開直後にはあまり人気が無かった通貨でしたが、「DASH」としてからは世界でも有名な仮想通貨の1つとなり、2019年10月現在、時価総額(発行数×価格)では15位にランクインしています。
発行(管理)元が明らかになっている仮想通貨のみ、この「リブランディング」が可能です。
よって、「ビットコイン」のようなそれが存在しない仮想通貨では、行われることはありません。
「ブランディング」とは?
「ブランディング」は、その仮想通貨を有名にすることだと表現できます。
比較的人気のない通貨や、リリースした直後の通貨で行われるもので、イメージキャラクターに有名人を起用したり、色々なサイトや書籍などで宣伝するといったことがこれになると考えていいでしょう。
仮想通貨に関しては、ネットで情報を集めることが多い為、著名な仮想通貨の紹介サイトに取り上げてもらうことが一番効果があると言われており、「○○は、ブランディングが成功したようで、最近価値が上がり始めた」などと使われています。
「リブランディング」と「ブランディング」の違い
「リブランディング」と「ブランディング」の違いを、分かりやすく解説します。
「リブランディング」は、それまでのイメージを一新する為に行われるもので、先の「DASH」や「LISK」などがこれにより、人気通貨に仲間入りすることに成功しています。
「ブランディング」も、解釈としては似ている言葉で、名称の変更などは行わないものの、今より有名にする為に行われる行為です。
特に新しく発行される仮想通貨では、最初のこれがうまくいかないと、数ある通貨に埋もれてしまい、全く人気にならないことが多いと言われています。
まとめ
「リブランディング」と「ブランディング」は、このように違います。
今や、仮想通貨は全世界で1万種類以上存在すると言われていますが、そのうちの有名なもの(10数種類)しか日本では取り扱いがありません。
今は扱いがない通貨でも、この「リブランディング」や「ブランディング」によって、これから日本でも有名になるものがあるかも知れません。