この記事では、「カレー粉」と「ターメリック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カレー粉」とは?
「カレー粉」とはカレーを作るために使われるスパイスを粉末状にして混ぜ合わせたものです。
インドやその周辺ではスパイスは慣れ親しんだ調味料でしかなく、料理のたびに必要なものを自分で選んで使いますが、スパイスの扱いに慣れていなくても簡単に使えるように最初から様々なスパイスを混ぜ合わせたものになります。
使用されているスパイスには辛味を出すものもあれば香りを出すためのもの、色味を出すものなど様々です。
「ターメリック」とは?
「ターメリック」とはスパイスの一種です。
漢方薬などで名前を聞くウコンの一種で、土のような香りと苦味を持ちます。
スパイスとして黄色が強いのも特徴で、食べ物の着色料として使われることもあり、日本人がカレーと聞いて想像する茶色もこのターメリックから出た色素による所が大きいです。
そのため日本のカレーには大抵含まれていて使っていないカレーの方が稀と言えるほどですが、苦味によって味に深みを出すためのものであり辛味は一切ありません。
「カレー粉」と「ターメリック」の違い
「カレー粉」と「ターメリック」の違いを、分かりやすく解説します。
カレーを作るために複数のスパイスを調合したスパイスミックスが「カレー粉」で、スパイスの一種が「ターメリック」です。
日本で一般的なカレーの色はターメリック由来のものなので「カレー粉」には必ずと言っていいほど「ターメリック」も入っていますが、あくまでも使われているスパイスのうちの一つでしかありません。
まとめ
カレーを作るためのスパイスミックスが「カレー粉」で、ほぼ必ず入っているスパイスの一つが「ターメリック」です。
「カレー粉」というなら絶対入っていると言っても過言ではないくらい定番のスパイスですが、「ターメリック」は色と深みを出すためだけのものなので、単体ではカレーらしい香りも辛味もありません。