この記事では、「外視鏡」と「顕微鏡」の違いを分かりやすく説明していきます。
「外視鏡」とは?
微小な物体を拡大して観察する装置を意味する言葉です。
基本的に、光学的もしくは電子的な技術を用いて、肉眼では見えない微細な対象を投影し、像を得るために使用されます。
「顕微鏡」とは?
接眼レンズを通じて直接術野を覗くタイプの手術用装置を意味する言葉です。
術者と助手の2人で共有する接眼レンズを使用します。
可動範囲が制限されるため、体位の工夫が必要です。
術者の視野が直接術野に合わせられ、死角が少なく、安全性が高いことが特徴として挙げられます。
また、「顕微鏡」は、術者の集中力を保つための姿勢調整が基本的だと考えられます。
「外視鏡」と「顕微鏡」の違い
「外視鏡」と「顕微鏡」の違いを、分かりやすく解説します。
「外視鏡」と「顕微鏡」は、どちらも医療分野で使用される視覚補助ツールのことを指します。
「外視鏡」は、ビデオカメラを装備したシステムのことです。
接眼レンズがなく、立体視できる高精細大型モニターを見ながら手術を実施します。
顕微鏡よりも身体的負担が少なく、助手や室内のスタッフも術野を同じ視野で観察できます。
モニターの出力を変えることによって、詳細にものが見えることもあります。
その一方で、「顕微鏡」は、従来より使われている手術用の光学機器のことです。
対物レンズでとらえた術野像を接眼レンズから見る構造を持っています。
術者と助手の2人分の接眼レンズしかなく、可動範囲が制限されるため、体位の工夫が必要です。
しかし、高倍率での観察が可能であり、手術の安全性と確実性を高める役割を果たしています。
このように、「外視鏡」は、顕微鏡と内視鏡の利点を組み合わせたものであり、手術の際に必要に応じて切り替えたり、組み合わせたりすることで、より効果的に手術を実施できます。
まとめ
「外視鏡」と「顕微鏡」は、どちらも、とりわけ医療の分野で活躍する装置を意味する言葉ですが、それぞれ異なる特徴や特性を持ちます。
それぞれの違いを正しく理解したうえで、使い分けられるように注意しましょう。