この記事では、「無水エタノール」と「アルコール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無水エタノール」とは?
「無水エタノール」は「むすいえたのーる」と読みます。
「無水エタノール」は、「水分が完全に取り除かれたアルコールのこと」という意味があります。
通常のエタノールよりも蒸発性が高く、高い殺菌力があるとされています。
そのため、医療用途や工業用途などに使われています。
例えば、アルコール性消毒液や溶剤、エンジン燃料添加剤など、このように「無水エタノール」は、様々な分野で利用されています。
「アルコール」とは?
「アルコール」は「alcohol」と英語表記します。
「アルコール」は、「炭化水素の水素原子を、水酸基で置換した形の化合物の総称のこと」という意味があります。
「メチルアルコール」や「エチルアルコール」がありますが、通常「アルコール」といえば、「エチルアルコール」を指します。
「エチルアルコール」は、揮発性が強く燃えやすく、酒類の主成分にもなっています。
近年は、ガソリンなどに変わる自動車燃料としても注目されています。
「無水エタノール」と「アルコール」の違い
「無水エタノール」と「アルコール」の違いを、分かりやすく解説します。
「無水エタノール」は、「水分が完全に取り除かれたアルコールのこと」という意味があります。
一方で、「アルコール」は、「炭化水素の水素原子を、水酸基で置換した形の化合物の総称のこと」という意味があります。
一般的に「アルコール」は「エチルアルコール」を指すため、「無水エタノール」は、「エチルアルコールから水分を完全に取り除いたもの」と言えます。
このように、水分があるのが「アルコール」、ないのが「無水エタノール」という違いがあります。
まとめ
「無水エタノール」と「アルコール」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けるようにできるのではないでしょうか。
