「統合」と「集約」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「統合」と「集約」の違いとは?言い換え

この記事では、「統合」「集約」の違いを分かりやすく説明していきます。

「統合」とは?

「統合」「とうごう」と読みます。

「統合」は、「2つ以上のものを合わせて1つにすること」という意味があります。

いくつかのものや組織などを、1つにまとめあわせるような場面で、「統合」という言葉を使います。

例えば、複数の企業が持ち株会社の傘下に入って、1つのグループになるような場合、「持ち株会社を作り、複数の企業が統合する」などという文章にできます。

「集約」とは?

「集約」「しゅうやく」と読みます。

「集約」「物事を整理して、1つにまとめること」という意味があります。

例えば、リサーチをした後で、複数の結果をまとめるとき、「リサーチ結果を集約する」などという文章にできます。

また、会議などで出た発言者の意見を整理してまとめて仕事に生かそうとするとき、「会議の意見を集約し、仕事に生かす」などという文章にできます。

「統合」と「集約」の違い

「統合」「集約」の違いを、分かりやすく解説します。

「統合」は、「2つ以上のものを合わせて1つにすること」という意味があります。

一方で、「集約」「物事を整理して、1つにまとめること」という意味があります。

このように「統合」「集約」には、「まとめる」という点で、共通点があります。

ただし、「統合」「複数のものを1つにすること」に重きを置く言葉なのに対して、「集約」「整理してまとめること」を重視するという違いがあります。

「統合」の例文

・ 『経営統合により、巨大企業グループが生まれる』
・ 『統合失調症の治療を行う』

「集約」の例文

・ 『身の回りに起きた出来事の結果を、集約して対策を作る』
・ 『意見を集約し、仕事に生かす』

まとめ

「統合」「集約」の違いについて見てきました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。