この記事では、「もみあげ」と「サイド」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もみあげ」とは?
「もみあげ」とは、耳の手前に縦長に生える産毛のような髪のことです。
呼び方の由来については諸説がありますが、江戸時代に武士が整髪料をつけて揉み上げ、この部分の毛を強調していたため、ともいわれます。
「もみあげ」は頭髪よりも毛が細くて少なく、髭(ひげ)とも異なるので男女とも生えているのが特徴です。
また、男性の場合はホルモンの影響で女性より濃くなりやすく、毛深い人だと「もみあげ」が太く濃くなって頬のひげとつながる「鬼ひげ」になることがあります。
太く長くすると男性的でワイルドな印象を与えます。
一方、手入れをしないと清潔感を損ねる場合があるため、身だしなみとしてカミソリで適度に形を整えるのが一般的です。
「サイド」とは?
「サイド」は、頭髪をいくつかのパーツに分けた場合の側頭部にある髪のことです。
「サイド」は英語の“side”に由来し、側面、横にあるものを意味します。
前髪の左右にあたり、髪の生え方には個人差もありますが、耳より後ろにある髪が「サイド」とされます。
また、前髪と「サイド」の間にあり耳の前に生えている「サイドバング」や顔の輪郭に添うようにおろす「横髪」とも異なります。
「サイド」は顔の輪郭の見え方やヘアスタイルの印象に影響を与える場所です。
洗練された印象を与えるためには、顔の輪郭や毛量、髪質によってその人に合ったカットをすることがポイントとなります。
「もみあげ」と「サイド」の違い
「もみあげ」と「サイド」の違いを分かりやすく解説します。
これらは耳の近くにある髪の呼び方で、両者の違いや生えている場所の境界が分かりにくいと思われることがあります。
「もみあげ」は耳の前に縦長に生える産毛のような髪の毛、「サイド」は側頭部の耳より後ろ側にある髪の毛のことです。
「もみあげ」は頭髪よりも細くて薄く、「サイド」や耳の前におろす「横髪」「サイドバング」、顔に生えるひげとも異なります。
「もみあげ」の例文
・『もみあげが太い男性は強そうに見える』
・『もみあげが濃すぎるのが悩みだ』
5. 「サイド」の例文 ・『長い髪を結ぶと、サイドがすっきりして見える』
・『くせ毛なので、雨の日は湿気でサイドがふくらんでしまう』
まとめ
「もみあげ」と「サイド」は混同されることもありますが、生えている場所や毛の質が異なります。
「もみあげ」は、伸ばすとひげとつながることがありますが、ひげとも異なるものです。